R5年2月7日(火)晴れ

 

みなさまこんばんは。厳冬の折、お変わりなくお過ごしでいらしますか?東京地方この数日は穏やかに晴れて春の到来を感じる陽気に恵まれましたが、先日の大寒波はホトホトこたえました。なかなか農業の1~2月は甘くはないな、と自分ごときも再認識するように1山をやり過ごしましたが、出来、不出来を2の次に、やることはやったと自分を納得させています。駆け出しというのが相応の農家ではありますが、応援してくださるみなさま、本当にいつもありがとうございます。何のお返しにもならないと思いますが、みなさまのお顔を、小生の脳裏に刻んで一層の励みとさせていただいてます。

そうして1日1日と季節は廻り、今週は金曜日あたりに寒気の予報がありますが、冬の嵐というまではもうそうは来ないだろうという段になり、少し安堵と、きたる春のお野菜の成長期に気持ちもつられて明るくなってくるようです。

また、1月は先般、埼玉県が幹事をされていたご縁で「有機農業全体研修会」にも参加させてもらったりしました。重ねてありがとうございました。このような耐え忍びに寄った感の1月ではありましたが、今月も農業日誌を残して参りたいと思います。振り返りますと実はこのブログに秀る就農の履歴がない、というふうに厚みが出てきていまして、まったくいつも勝手ながらお付き合いをいただけると誠に幸いです。みなさま今日も1日たいへんお疲れさまでした。

 

(2/3撮影、以下同)

今年は1月の終わりに10年に1度といった寒波に襲われました。川口は風速13mの北風と-6℃を観測したようです。半ば野菜の全滅も覚悟したのではありますが、やっぱり匙を投げてしまったら野菜たちが可哀そうという思いが勝り、上のように可能な限り頑丈に2重のトンネルを施しました。角々をUピンに括り付けたため、農ポリや寒冷紗の資材の使い捨て仕方なしで設置したため元はとれなそうなのですが、

 

ほうれん草や、

 

春菊とかの軟弱野菜も、

 

ブロッコリーや、

 

キャベツなどのお野菜もその間を耐えてくれました。ことが去れば喜びしかないじゃありませんか。

という感じに今は辛抱、辛抱です。それから、

 

畝長が長くてトンネルが出来ない玉ねぎなどには、効果の程も気休め程度かなと思いつつ、北側にポリカ板を立てて強風に備えたりしまして、

 

こんな感じ、、と分かりづらいのですが、何と!今年は苗の9割がこの時期まで生き残ってくれているんです。嬉しいです。

あ、板が1枚支柱ごとどこかに吹き飛ばされて行方不明という事案も発生しましたよ。人に当たってないか祈るばかりで💦

 

にんにくも大丈夫、耐えた耐えた。なんとか2月3月もお店の棚を彩れるかな?と思案。

ところで、外気が何℃であれ強雨さえ降らなければ、人間さまは働くのであります。そう、お野菜の種を播けないこの厳冬期こそ、不肖、弊チェリー農園の開墾のピークを持ってくる以外に最適解がないのが自明ですから、前回1/22マルシェから1日も休まず畑の開墾を進めておりました。いえいえ汗水マウントなんてダサいことを言っているわけでないのですが、この間、気持ちは片時も3月のじゃがいもの植え付けにフォーカスされてまして、

 

弊チェリー農園のこの写真の左、西に当たるのですが、

 

まだまだこんなに未開の土地が残っている有様で!集中はこの2年切らしていないと疑いないのですが、今は上の写真の’このへん’とマークした範囲で、スコップ1本竹の追いかけ掘りを毎日毎日やっています。何故、重機を使わない?何故なら重機を使うと逆に総合的に非効率かつ取りこぼしが見えているからダメなんです。

 

近影はこんな様子だったり、

 

こんな様子だったり、なのです。ですがこの西側をこのようにブログに披露できる程度に現地がきれいになってきた、という点だけとっても、進捗ははかばかしいと言ってみたいところです苦笑。

広く整えて、春のじゃがいも、夏のスイカ、かぼちゃと版図を広げていく一念にて。

 

(2/7撮影)

そうして、本日夕刻の作業終了時の様子です。う~む、分かりづらいのでありますが今日も頑張りました。

お付き合いありがとうございます。最高のスイカで恩返し!と勇んでますからまだまだ応援をヨロ~

 

 

りんと田舎暮らし『チェリー農園痛心』

第63話「ギターキッズ・ラプソディー」

前回までのあらすじ:また汗臭いお話しを長々とやってしまいました。かたじけないです。ただ冬は、お野菜も花が咲くでもなし、ぷりぷりの果菜がたわわに成るでもなく、華やかな絵がないというのが正直なところで、冬の空もなんだか白っぽいしあまり映えがないんですよね。しかしながら、繰り返しになってしまいますが、このようなときこそ抜かりなく視座を研ぎ澄まして、優先事項を1つ1つ潰していく、ということが肝要だと思っています。今こそ男の仕事ぞ!とひたすらに孤高の感を強調するかのごとくなのですが、この開墾作業をなんと実は1人だけ、助力をかって申し出てくれる御仁がいるのです。ご紹介申し上げますれば、何とLV72を迎える女戦士「お義母さん」というパーティーなのであります。ざわざわ・・

 

わし「お義母さん骨粗しょう症なんですから無理しちゃ、、云々」

戦士「私は九州の女だから」

 

叶わないっす。ただこの厳冬期だけは謹んでお断り申し上げているのですが、春、秋の天気の良い週末などに草むしりなど手伝いにきてくださる心強いメンバーなのです。

 

わし「危ないからスコップはよしましょうよ、、云々」

戦士「昔は学校なんて行かないで冬は山で薪をしょって、川で水を汲んで、、云々」

 

たしかに相当な苦労を積んだ御仁であることに違いなく、山野で鍛えられたのも事実のようですからお気持ちは誠に嬉しいのですが、吹けば飛ぶようなビジュアルに目が離せないのであります。

遂に根負けして、一番軽いスコップをお貸ししてどうぞご無理なく、と好きなようにしていただく、というのがいつもの流れといった具合で、実に取っ掛かり良いという見立てではあるのです。で、のってきて本気を出す段階になりますと、寒空に上着を1枚脱ぐんですよ、ドラゴンボールみたいに。なんですけどもそのうち頃合いに「寒いわ~」って、、、目が離せないったら。そんなこんな感謝に耐えません。今は毎日、毎日1人で穴を掘っています。春はもうすぐ待っててね~。

それで1人でずっとやってますと、最近は頭の中に忌野清志郎の「パパの歌」が100回くらいリピートしまして。脱線しますが清志郎って今見ても凄いカッコいいなぁ色褪せない、、そんな中、今日はそのリピートの先に弊チェリー農園の未来予想図ともとれる1つのビジュアルが頭に浮かんだんです。、、、なんか纏まりなく風呂敷が広がってきてしまいましたので、今回さわりだけでも表白させていただければ少し楽になれそうです。

 

 

ガチャ

 

?!

100%パクってるやん!!

 

<つづく!>

 

最近また音楽に癒されています

(川口市認定)チェリー農園 湯本 健次郎  ざわ・・