まんまと好みの2トップ君と仲良くなることが出来た私はT君のあ
りえない行動に私は愕然とする。
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彼は何でも包み隠さず発言する男だった。
たとえば隣に座っていたY子の夏服の隙間からブラが見えていれば
『ブラが見えてるよ』
と即口に出す。
それと同時に、思ったら即行動に移す男だった。
私の通っていた高校は芸術に徳化した学校で、芸術コースというものがあった。
芸術コースに属する生徒は、このコースが貴重であることから、私の住む県の端から端まであらゆる出身地の人が集まっていた。田舎の県の中でももっと田舎出身の人たちが混ざっていた。
そして芸術コースがクラスとして独立しない、混ざった状態の高校1年の私のクラスで事件が起きた。
ある日T君は芸術コースの純粋な女の子に、地元の中学からお付き合いをしてい
る彼女との帰宅途中のエピソードを語っていたそうだ。
夕日が落ちる頃、帰り道に橋の上で彼女をぎゅっと抱きしめたと…
それを聞いた純粋なクラスメートは『きゃ~!!すご~い☆私抱きしめられたことなんてない!!』ときゃーきゃー騒いでいたそうだ。何ともかわいい反応!!
が、しかし。
これがいけなかった…
T君は思い立ったら即行動の男である。いやな予感がしたクラスメート達は彼を止めた。
『ヤメトケ』
数日後の放課後の教室。
たくさんのクラスメートが見ている目の前でおそれていたことが起きてしまった!!
そう、彼は実行したのである。
むぎゅっ!!
一同唖然。
抱きしめられた当の本人は何がなんだかわからずショックで座り込み、号泣。
あちゃぁ…
ちなみに、この現場には私は居合わせていなかった。
翌日抱きしめられた彼女に聞いたわけだけれども…
この日T君はまさかのしっぺ返しを食らう。
つづく
次回はまさかのT君のしっぺ返しについて語ります。