Drawinng the rainbow.
公園の静かな森の中に、
アーティストO氏が作ったオルゴールが
ひっそりと立っていました。
ハンドルを回し、自分だけのメロディーを奏でると、
泉をかたどった磁器から水が溢れ出し、
自分だけの虹を感じることができるのです。
リズムに合わせる誰かの口笛、鼻歌。
知らぬ間に集まる好奇心いっぱいの大人や子供。
せせらぎの音とひぐらしの声。
鯉が水を滑る気配・・・。
穏やかな微笑が公園に広がっている。
ここを訪れるのは二回目♪
耳からかたときも離れないこのメロディーが
病み付きになってしまい、
今日もここに来てしまいました。
このメロディーに勝手にタイトルをつけるなら・・・私にとって「Salvation」
でもこの曲は坂本龍一さんがO氏の作品のために作曲された「Fountain」という素晴らしい曲なのです。
まだ耳にしている方は全国的にも少ないでしょう。
きゃ~☆うれし♪私だけのメロディーなのね今は。。。
坂本龍一さんの曲がだ~い好きな私は超感激♪
その事実を知らず吸い寄せられるように二度も足を運んでしまった私。。。
この作品のこれからの壮大なプロジェクトの設計図を見ていると、
奇跡的?にもO氏が現れてお話しする機会に恵まれました。
「このプロジェクトは・・・まるで、別役実さんの世界ですね・・・。」
「・・・。」
「ご存知ですか?」
「いいえ。」
「公園に、一匹の鯉とともに、きれいな音色の鈴を奏でにくる男性がくるんです。
彼の目的は・・・たぶん、、みんなの心をきれいに、豊かにそして元気付けることなんです。
たしか、そんな他愛もない物語だったと思うんです。」
「そうなんですよ。芸術って大それたコンセプトではないんです。」
「そう、私がここに二度足を運んだということが重要なんです。」
「うん。」
たどたどしかった会話は
そのうち間髪入れず繋げられて
また待ち望んだ虹が広がる。。。
優しい雰囲気に包まれて私はまた「私」を始める・・・。