新規の生徒が来ないのは問題ではありますが、そもそも、新規の生徒を毎年集めなければならないのは、その圧倒的な「顧客償却」が原因なのです。
年度の切り替え時に、ほとんどの受験生がいなくなること、新学年になるため他の塾に移動(渡り)する生徒がいること。
これらの「顧客償却」は30%～50%にも及びます。
他業種の顧客償却の年間平均が20%であることを考えれば、これは非常に高い水準です。
そのため、毎年、新開校を行うような心がまえで臨まないと、数年で撤退・廃業の憂き目に合うこととなります。
実は、これを防ぐ方法は2つしかありません。
・徹底的に戦う
価格戦略や無料キャンペーンを駆使して、新規生を他塾より集める。力技で競争をねじふせる。
これは絶対に中途半端にやってはいけません。
相手を屈服させるつもりでしつこくやります。
・競争を避ける
たとえば、幼児や社会人を対象に、他塾が切り拓いていないセグメントに特化する。価格で競争せずに、高付加価値で勝負をする。
この場合も「他の塾とは違う」という周知が必要です。
塾が生き残る要件を簡単にいえば、この2つに集約できます。
あるいは、この2つをセットで行います。
(ワタシは2つともやってます。意味不明な塾に負けるのはまっぴらです。)
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お役に立てれば幸いです。