Webは、かつて、見る人が情報を「一方的に」受け取るものでしたが、TwitterやFacebookのようなSNSで「自分から」情報を発信できるように変化しました。
この変化をWeb2.0と呼びます。
マーケティングも対話を重視するものへと変化しました。
そして、双方向で情報交換をするのがWeb2.0でしたが、時代はさらに進んでいます。
Web3.0では、情報そのものを共有できる機会が増加しています。
これは、マーケティングの歴史の大転換と言って過言ではありません。
ある塾が、多額のマーケティング費用を注ぎ込み「うちの塾は最高だよ!今なら、期間限定で、こんな特典もあるよ!」と喧伝しても、保護者や生徒が満足していなければ、意味がなくなってしまうのです。
たとえば、ある保護者が「○○塾は最高だよ」と発信した内容が個人間で共有されることは、塾が一方的に広告を押しつけるより、効果的だったりするわけです。
反対に、「○○塾は最低だ」と共有されてしまえば、それは脅威となってしまうわけです。
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これだけを考えると「広告など無意味なのか」と、なってしまうかもしれません。
しかし、広告なしにスタートアップ時や、春の年度の切り替え時、夏の募集期などで口コミだけに依存するのは危険です。
なぜなら、塾というものに仕方なくお金を支払っている保護者も多いですし、イヤイヤ通っている生徒は一定数いるからです。
つまり、塾は、Webの口コミを放置し、それに期待するだけでは「悪評」が拡がりやすい業種なのです。
また、マーケティングによって、悪い口コミ(悪コミ)を防御する必要性もあります。
そこで、Web3.0の時代に合った「共有性」の高い広告が必要になります。
塾にとって「共有性」の高い、見込み客に「価値のある広告」とは、どのようなものでしょうか?
それは、過去の塾が成功したマーケティングでないことはたしかだと思います。