切れ目なき「生徒募集のシームレス化」 | 塾専門広告制作

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今春は20件以上の広告制作のご依頼をいただき、誠にありがとうございます。

文案をいただき、完成した原稿を一通り見て気づいたことがあります。

すべて「春期の募集」なのです。

当たり前のことなのですが、この当たり前のことに今回は焦点を当ててみたいと思います。



クラス授業と個別指導は、売り上げ比率において、個別指導が40%を超え、教室の数では半数を超えてしまった。

フランチャイズの影響が大きいのは間違いないが、この事実が意味することとは何だろうか。

また、受験サプリ(現スタディサプリに統合)などICT教育の拡大が塾に及ぼす影響とは何だろうか。

私は教育コンサルタントではないので、あくまで塾の「生徒募集」という観点で考えてみる。

もっとも大きな影響は「生徒募集のシームレス化」ではなかろうか。

つまり、春に塾を探す、夏に塾を探す、といった意識が希薄化し、年間を通じて「切れ目のない生徒募集」を行う必要があるということだ。

個別指導やICT教育は、そもそも春や夏に始める必要性があまりない。

開始するのに、年度の変わり目だろうが、夏休み前であろうが関係がないのだ。

なぜなら、個人の始めたいところから、始めたい時期に始められるからだ。

そして、その形態が普遍化することで「切れ目のない生徒募集」も当たり前のものとなる。

裏を返せば、昔のように春と夏にドバっと生徒が入会することもなくなるということだ。



春になる前に、すべての塾が一斉に広告活動に力を入れ始める。

これは「いなくなる受験生の穴埋めをしたい」という塾側の論理である。

新学年になる、という理由で塾を探す人も増えるが、需要をはるかに上回る広告が出回るのは間違いない。

今後は、春期や夏期に広告を集中させるのではなく、切れ目のない広告活動が重要性を増すだろう。

あるいは他塾の広告活動が一段落する5月などに、あえて生徒募集に力を入れてみるのも面白いかもしれない。

「○○塾は毎年5月に新年度生を限定募集」

なんてのがあってもよいのではなかろうか。


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