今回はちょっと過激なタイトルです。
今回のテーマは、
「なぜ、塾は貧乏人を一生懸命集めるのか?」
です。
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ビジネスの原則として「貧乏人を相手にしたら自分も貧乏になる」という当たり前のルールがある。
そして今、教育業界には空前の貧乏人ブームが到来している。
映像授業0円!夏期講習0円!入会金0円!模擬試験0円!
どこを見渡してもこのようなキャッチフレーズばかりである。
無料で始めた人のなかから、有料会員を集め、収益化(マネタイズなどと言う)するシステム(フリーミアム戦略などと言う)はネットを中心に広がり、リアルビジネスにも影響を与えている。
この影響からか、とにかくなんでも無料にして、あとから回収というやり方がブームとなっている。
べつにそれが必ずしも失敗するとは思わない。
実際にキャンペーンというものは上手につかいこなせば効果的である。
しかし「お金持ちを相手にしてきた塾」が、成長し、大手になった歴史を振り返れば「絶対に無料や値引きをしないし月謝も高い塾」がもっとあってよいと思う。
そもそも教育費は世帯の可処分所得からしか発生しないし、生死に関わる「衣食住」には関係がない。
よって、可処分所得が多い家庭を顧客にしなければならない。
もちろんそのためには「良い塾」でなければならない。
ここでいう「良い塾」とは、面倒見が良い、合格実績が良い、先生が良い、建物(立地や空間、デザイン)が良い、歴史があり有名で良い、などが考えられる。
しかし、これらを揃えた「総花的な良い塾」では大手塾にかなわない。
よって、優良顧客は大手に奪われてしまう構造なのだが、果たして中小塾には打つ手がないのだろうか。
きっとそれは、その塾が大手より優れたポイントを一点に絞り、こだわり抜くことなのかもしれない。
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