最近、「ゴルフ送迎をもっと快適に。東京発・アルファード個人タクシーという選択」

というタイトルのブログが検索上位に表示されているようです。


一見すると、立派なことが書いてあるように見えますが……

17年以上ゴルフ送迎をしてきた立場から見ると、

「ちょっと現場を知らない方が書いているのかな?」と感じる点が、正直たくさんあります。


今日は、実際の送迎経験に基づいて、よくある“ポエム表現”にツッコミを入れてみたいと思います。




「アルファード×個人タクシーは、接待に最適?」


接待ゴルフはビジネス上の信頼構築に大切な場面。

だからこそ、アルファードの個人タクシーが有効です。


👤→それ、ハイヤーのほうが本来向いてます。

高級感ある車両と、きめ細やかな対応ならハイヤー業界の標準です。

「個人タクシー×アルファードだけが特別」という表現には違和感があります。




「企業のホスピタリティを伝える?」


高級感と丁寧な対応が、企業の配慮をさりげなく伝えます。


👤→これ、意味がふわっとしていてよくわかりません。

「ホスピタリティが伝わる」というのは、受け取る側の印象であって、

“高級ミニバンに乗ってるから伝わる”とは限らないと思います。




「荷物対応や丁寧な運転が、プロらしい?」


荷物の積み下ろし、乗降時の気配り、柔軟な対応──接待にふさわしい。


👤→それ、車の問題ではなく“人の質”の話です。

それができるかどうかは、ドライバーの経験や気配り次第。

アルファードだからできる、というのは少し違います。




「静かな空間で会話や打ち合わせができる?」


アルファードの静寂性が、移動中の会話に最適。


👤→クラウンやレクサスの方が静かだったという声もあります。

また、ゴルフ前の朝の時間帯は、会話よりも静かに過ごしたい方も多く、

「静かな車内での打ち合わせ」って、実際はそこまで多くありません。




「接待ゴルフ成功のカギは、アルファード?」


信頼できる移動のパートナーとして…


👤→これはちょっと飛躍が大きすぎます。

私もホスト・ゲスト同乗の接待ゴルフ送迎を何度もしていますが、

「車種で成功が決まる」とは思いません。

むしろ、“誰が運転しているか”が一番大切なんです。




👞最後に:運動靴が欲しい人に、革靴をすすめてませんか?


これは例えるなら──

「動きやすい運動靴が欲しい人に、ラグジュアリーな革靴を売り込んでる」ようなもの。


必要なのは、「見た目」や「響き」ではなく、

実際に安心して任せられる“中身”と“実績”ではないでしょうか?




🟦藤崎タクシーでは…


私自身、元・ハイヤーの役員付き運転手として、

現在も接待ゴルフ・空港送迎・法人利用など、数多く対応しています。


もちろん車両も大切ですが、

お客様が本当に安心できるかどうかは、運転者の経験と対応力にかかっていると考えています。