こんばんは。華香です。

 
今夜も徒然のお時間がやってきました。
このコーナーは密かに人気があって
個別にメッセージくれる方とかが結構いらっしゃいます。
 
イメージとしては、深夜番組のDJ気分・笑
 
ってことで
今夜は、ここ最近の華香事情について書いていきますね。
 
 
えっと、先日
兄がICUに入った。
 
と言う話を書きました。
 
 
一時は峠を越えましたが
実は、昨日
ラジオ出演の朝
かなり危ない状態で、
親がかけてきた電話は哀愁が漂い。
 
私に心配をかけてはいけない…という
何とも言えない
優しさと、どうしようもない不安がみちてました。
 
 
でもね、兄の容態が悪いからと言って
私が駆けつけても何も出来ない
 
逆に弱さをリアルにしてしまうだけなので
 
知らない振りして東京へ向かい
ラジオを終えて
映画を見て、娘と食事をして帰ってきました。
 
 
心の中では常に
「大丈夫」と祈りながら…。
兄の本当の姿を見ようと心のチカラをつかいながら。
 
 
そして今日
兄の病院の家族室へ行くと
 
兄の親友が涙ながら
暗〜い顔してるじゃないですか。
 
母なんてこの世の終わり
 
みたいな顔して笑
 
しかも、懺悔の手紙まで書いちゃって…。
 
 
どれどれ??
懺悔の手紙を読むと
「ごめんなさい、至らない母親です」とかが
羅列されていて・笑
 
あーあ。この人
1番しちゃいけないことしちゃってるよ。
 
子どもは母親に「至らない、罪悪感だらけです」と
やられる事が1番辛いのにね〜。
 
 
もう
深刻そのもの。
 
 
まぁ、兄の場合
超・難病なんで。
 
普通と違う事がたくさん…。
これでもか!と言うほど
ハードモードに人生を設計しまくってきてるのです。
 
妹としても、そのハードモードの片足は突っ込んでるワケで
様々な覚悟をしながら生きていることも多々あります。
 
ハンディキャップを持つ人について
私は、心底
勇気のあるタマシイだと思ってます。
 
なぜなら娘のひかりに
「あなたはなぜハンディキャップを選ばなかったの?」
と聞くと、
「怖かったから」と教えてくれました。
 
普通、こんな質問はしないでしょう。
でも、兄の病気は
遺伝子と関係あるのです。
 
同じ遺伝子を持つ私
その子どものひかり
 
医学的レベルから言えば
円の中の人なのです。
 
だからなまじ
人ごとじゃなく、もっとリアルです。
 
兄は、私が妊娠した時
遺伝だけが怖かったようです。
 
それは、家族みんなきっと言わなかったけど
水面下ではあったでしょうね。
 
でも、
ひかりは
「選べなかった」と言いました…。
 
 
それだけ、ハンディキャップを選ぶタマシイは
強くて大きな役割があるのだと
私はしみじみ感じるのです。
 
それは、たくさんのハンディキャップを持つ子のセッションをしたり
お話会をしても感じる事なのです。
 
 
それをね
「ハンディキャップを持つ子を特別なタマシイだとか
そう言う風に言う人って
人生逃げてる。
そんな特別性を掲げるより
自分の問題をしっかり癒した方が良い」
 
って、同業者にSNSで
デスられた事があります笑
 
 
最近、デスられる事は多々ありますが
でもね
 
人の心は
とても繊細で
もっと複雑で
全てを背負って
今を必死で生きている
 
…と言う事を知らない人だな。
 
ってそう思いました笑
 
(って、初めて今、私がデスりましたが笑)
 
 
でもね、
そんなアッサリと割り切れるもんじゃないんですよ。
ハンディキャップを守るって。
家族も命がけですから
だから
 
 
アウェーはとっとと口ふさいで引っ込んでろ!!
 
ってゆーの!!
 
 
(って、私の不安を
デスった人にぶつけてみました笑)
 
 
さ、それはさておき
 
 
実は本でも、ハンディキャップを持つ子のタマシイについても
触れています。
 
こちら先読みできるので、
ぜひ一個前のブログの
応援ページに参加してね〜。
 
 
で、話を戻し
 
兄の病気は
覚悟が必要で、私たちは幾たびも
それらを超えて来ました。
 
覚悟の連続です。
 
そして、また生きてかないといけない。
 
いえ、ただ生きているだけでいい。
 
私は兄を通じて
無条件の愛を学んでいます。
 
 
全ての欲求を手放し、
全ての出来る出来ないを手放し
全ての当たり前を手放し
 
必死で守って、
 
でも
ただ生きてくれてれば良い
 
それだけで私たち家族は
生きていける
どれだけでも
生きるチカラになる。
 
 
そして、今日のお昼
兄のベットに行くと、
 
顔色も戻り、ほんのすこしですが
喋れるようになってました。
 
もう、ずっと兄とは話しが出来ない
兄は食事すら出来ない
 
そんな覚悟もしてましたからね。
 
でも、彼は本当に頑張ってくれました。
 
途切れ途切れに話す兄の後ろに
はっきりと
 
私の亡くなった祖母のすがたを見ました。
 
祖母が兄を守って
「まだ、お前はきちゃダメだ」と
兄をガン見してる。
 
 
それを兄に伝えると
 
 
実は昨日
三途の川にかかる橋を渡ろうと思った。
そこはお花畑が広がっていた
でも、お婆ちゃんが
「まだ、ダメだ」と行って通してくれなかった。
 
行き場を失って後ろを振り向くと
橋のたもとに
お前とママがいて
迎えにきてくれていた。
 
そして「お兄ちゃん、こっちだよ!戻るよ」
 
って手を引いて導いてくれた。
 
ここに戻してくれて
迎えてにきてくれてありがとう…。
 
と。
 
絞り出すような声で囁いた。
 
 
 
私は兄とした
「私が守るから」と言う約束を
破らなかったんだな。
 
責任感の強い私らしいな。
 
 
兄の身体に祈りとヒーリングをさせてもらった。
いつでも守るからね。
大丈夫だよ。
 
って。
 
 
私がいつもの私でいる事が
家族の救いだと言う事も知ってる。
 
だから、ケロリとして
楽しみにしていたコンサートへ向った。