兄が一人暮らしをする事になりました。

こんばんは。華香です。

私の兄は、遠位型ミオパチーという病気を
青年期に発症し、

今、自宅で療養しています。

兄が病気になった事もきっかけで
目に見えない世界に惹かれていくのですが、

子どもの頃は
とても仲の悪い兄妹でした。

今のオトナの私なら分かる
けれどもコドモの私には分からない
理不尽な事もたくさんあったんですね

ずっと家族を見ては
嘆くような日々が続いてました

家族と言うのは不思議で

私たちを大きく成長させていきます

それは、自分が望む、望まないというレベルではなく
何か大いなるものの流れによって
学ばされるものがあるようです

去年、兄の長年の夢だった
自由の女神を見せに
ニューヨークに連れていったり

また、数年前には
兄が生きがいとしていた
電動車椅子サッカーの世界大会に引率して
ポルトガルまで介護人として行ったり

大人になってあらゆる局面で
私は兄を助けることをしています

でもね
私は、助けて!!と手を差し伸べる兄を
尊敬してるんです

病気になって、人の繋がりを教えてくれた
人は一人では生きていけないことを
体現してくれている

そして、私に
「助けて!」と言えるなんて
なんて、大きな人なんだろう・・・って

今回、一人暮らしをするのは
彼の中の最大のチャレンジです

24時間
人の手を借りて生きていくことを受け入れたこと

そして、また、私に「助けて!」と言ってくれたこと

私にそのお願いの電話がかかってきた時
喜んで即答しました

すると、数時間後
兄が
「ありがとう。ありがとう。」と涙ながらに
電話をかけ直してきてくれました

私は、その時ハッキリ分かったんです

私は兄を助けるために
生まれてきたのだ。と

そして、兄は
精神的に私を成長させるためにいてくれているんだと。

胎内記憶で
私は空の上で
兄と、私
どちらが先に行くか話し合ってる記憶があります。

その時に
「私が支えるから、安心して先に行ってね」
と、言った事を覚えてます


それが、今
こう言う形になっているんですね

魂が決めた事をすると
私たちの喜びは

静かに静かに広がっていきます

そして、
もう、充分だ

と感じるような至福に包まれます

ありがとう


そんな一言だけで
これからも生きていける

そして、同時に
兄を助けさせてくれてありがとう

それを私にさせてくれてありがとう

そんな会話が二人の間でありました。

助けることができる喜び
それをさせてくれることへの喜び
それが出来る自分への感謝


家族は目に見えない
大きなパイプで繋がっている

それは、お互いの成長や経験

そして愛を見ることだけが目的なんだと
思うのです

その本当の宝物を受け取れる
奇跡の瞬間を
手渡してくれるのを

私たちは生きてる間
どれだけ体験していけるのだろうか??

その機会を見逃さないために
意識を使っていけたらなと思います。


お読み頂きありがとうございます