Netflixで、ビルゲイツのドキュメンタリー「Inside Bill's Brain: Decoding Bill Gates(天才の頭の中:ビル・ゲイツを解読する)」を観ました。
マイクロソフトの創業者である世界的大富豪がどんな考え方をしているのか、どんな生活をしているのか、どんな人がそんなにお金持ちになれるのか。
普段あまり興味を持たない分野のドキュメンタリーでしたが、夫と一緒に楽しんで観れるものを探しているときに見つけて、面白そうだなと思ってこのドキュメンタリーを選んでみました。
ビルゲイツがどんな人生を歩んできたのか、マイクロソフトをどのようにして立ち上げて世界に広げていったのか、どんな慈善活動をしているのか。
そんなことが覗ける内容でした。
第一に思ったのは、ビルゲイツはやはり脳みその作りが普通の人と格段に違うなということ(当たり前か)。
ビルゲイツの生き方は、凡人が死ぬ程努力してもできるようなものではないのだと思い知りました。
考え方、考える量、考えるスピード、全てが半端ない。
親がお金持ちで自分もお金持ちになったというタイプではない、自分の力でそこまで上り詰めたすごい人でした。
ビルゲイツが取り組んでいる慈善活動の中で私の印象に残ったのは、発展途上国でトイレを普及させる活動でした。
発展途上国では水洗トイレがないために汚物を川に流し、その川で子どもたちが遊んで細菌に触れ、病気になって命を落としてしまうことがたくさんある。
罪のない子どもたちが、自分が生まれたどうしようもない環境のせいで命を落とすことを悲しく思い、この活動をしているのだそうです。
発展途上国の支援と言えば、食べ物とか衣服とか、学校を建てて子どもたちに教育の場を与えるとか、そういったことが思いつきますが、まずはトイレに手をつけるとは。
命を守るために、トイレってそんなに大切なものだったんですね。
ドキュメンタリーを見終わって、もし自分たちに大金があって世界のために使うとしたら何をしたいかと、夫とまじめに話をしました。
どんな方法でやるかは分からないけれど、私は発展途上国の生活土台を作ること、世界中の頑張りたいけれど頑張る方法が分からない人に頑張る場を与えること・見つけることがしたい。
それと、その人の一番得意なことを見つけられる方法を作って、世界中の人がそれぞれの一番得意なことを仕事にすれば、世の中のパワーがもっと強くなってすごい世界になるんじゃないかな、なんて。
宝の持ち腐れではないけれど、すごい力や可能性を秘めているけれど、それが分からなくて自分の力を使えてない人って多いんじゃないかな、と。
(私の得意なこと、人よりも優れていることもその方法を使って知りたい!)
夫は、食品ロスをなくしたいと。
世界中で無駄にしている食品を発展途上国や貧困者など食料が足りていない所に廻せられれば、かなりの人を救えるはずだと。
世界の食料生産量の三分の一は食品ロスで捨てられているのだそうです。
そんなに!そんなに捨てるものがあったら、まだまだ生きられるたくさんの命があるはずですよね😢
大量生産、お店での売れ残り、家庭やレストランでの食べ残し、消費期限切れ。
お店の品揃えが良いのは客としては嬉しいことですが、その分売れ残りが増えて、それを廃棄しているのであれば、もったいないことですよね。
品揃えが常に良くなくても、ちょうど良い具合にできないものかな。
全てのお店が、売れ残りを誰かに寄付できるようなシステムがあったらいいな。
私達にできることは、食べきれない量のものを買わない、頼まないこと。
少しでも食品ロスをなくせるように気をつけたいです。
ビルゲイツは発展途上国のトイレをどうにかしたいと活動をしていたけれど、トイレ問題が解決したら、次は何をすべきなのか、疑問に思いました。
医者を派遣して病気を治すこと?医者を育てること?
全員に十分行き渡るくらい自給自足ができるように土台を作るorその方法を教えること?
子どもたちの教育?
全員に家を建てるor建て方を教えること?
物理的なものを与えるだけではなく、そこに住んでいる人達が生活を続けられるような土台作りが大切だと思うのですが、何が正解とされているのか、知っている方がいたらぜひ教えていただきたいです。
Yuna.