私の大切なチェリが事故にあった。



夕方帰宅した私は、干していた洗濯物を取り込むために玄関を開けっ放しにしていた。
そのわずかな瞬間にチェリは脱走したようで私は気づかずにチェリを家から締め出してしまった…



気づいた時には2時間近く経っていて母と二人で近所を探し廻ったが見つからず…
目の悪いチェリは夜だとほとんど見えないので私も母も心配がピークになっていた。



チェリは名前と住所と電話番号を彫ったドッグタグを着けているので、
前に脱走した時にもドッグタグに救われ連絡をもらい迎えに行きました。


ひょっとしたら!

と私は家に戻った瞬間に家の電話が鳴った。


電話の相手はヤマト運輸さん。

『おたくの犬が車にはねられました!』と


気が動転して涙が止まらなかった。

私の不注意でこんなことに…



幸いにもチェリは無事で、目の下と口の中を内出血していますが無事な姿でお家に帰ってきてくれました。

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状況を聞くと、ヤマトさんが車を停めて配達している時に、
フラフラ歩いているチェリを見て危ないなぁーと思っていた瞬間に車にはねられたようです。

ヤマトさんは近くのお家を駆け回ってくれたのですが付近にチェリのお家が見つからなかったので、
近くの動物病院へ連れて行ってくれたようです。



病院からドッグタグを見て連絡をくれました。

『歩けているし大丈夫そうなのでお家まで連れて行きます』と、
震えるチェリを抱きかかえて運転してお家まで連れてきてくれました。



お仕事中なのにチェリを助けてくれて


病院のお代とお礼をと思えば

『僕はお金も払っていないのでお礼はしろくま動物病院の先生に伝えてください』と。

世の中には本当に素敵な心を持った人がいますね!


私もチェリも良い人に出会い救われています。


お名前以外連絡先も伺いませんでしたが、

ヤマト運輸の樋口さん!本当にありがとうございました。

心から感謝しています。


おそらく天白営業所のドライバーさんだと思うので

近々お礼に行ってきます。



チェリごめんなさい。

無事に帰ってくれてありがとう!


昨年の年末に長野から名古屋にもどり
気づけばもう秋!

流されてきたように思っていたけど
地に根を張りつつあるのかも…
何となく最近はそう思います。



不便な山の暮らしは小さなことが楽しくて
楽しみかたを自分たちで考えたり探しだすことができます。
自然の中では季節ごとの楽しみがあったり四季を肌で感じられるのは本当に素晴らしいこと。
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都会での生活は本当に便利だなぁ~と
名古屋に戻ってあらためて実感。

そしてたくさんの誘惑があり、楽しいことは探さなくてもどんどん向こうからやって来る。
何を選ぶか選択できるという贅沢。


長野生活終えて戻ったらイベント欲がかなり無くなったわたし。

それよりも旅欲が強くなったなぁ~



そして最近よく言われること。


シャロムレストランではお掃除パンとおあずけ鉢というものがありました。
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お掃除パン。
シャロムでそう呼んでいただけで、ディナーのコースについてくるパンのこと。
お箸やスプーンでいただくと、スープやソースがお皿に残ります。でもそれも美味しいんだよね、それをパンをつかってお皿のお掃除しながら最後まできれいにいただくことを教えてくれました。
これ丁寧に説明するとみんなピカピカにお掃除して食べてくれるんです!
そんなお皿が戻ってくると思わず笑顔になりますね~


おあずけ鉢。
好みや量により食べきれないと思った分はおあずけ鉢にあらかじめよけていただくことで、他の食べられる方がいただくことができます。最終的におあずけ鉢に残ってきたものはスタッフたちがまかないでいただいていました。
そのように丁寧に作ったお料理をゴミにはしないで、感謝していただくこと。


シャロムでは地球環境を考えてなるべく洗剤は使わずアクリルたわしを使用し食器を洗っていたので、パンでお掃除されたお皿は洗剤など要らずアクリルたわしできれいになります。

アクリルたわしってほんとに素晴らしいのだけど、食べ物や丁寧にお料理してくれた方に感謝の気持ちをもってお掃除パンできれいにいただくこと。

それが本当のエコなんだと思う。


最近のエコブームってなに?
なんだかエコを勘違いしている人が多く残念な気持ちになりますが…

地球環境を汚さないこと。
そこに繋がることに意識をおいていきたいな~


シャロムでの生活ではこんなことがあたりまえな暮らしだったので、鍋に残ったスープもスタッフがきれいにいただいていたりあたりまえすぎて気づかなかったけど、


最近周りの人から、私のお皿を見て
『とってもきれいに食べるね!』と言ってもらえることが何度かあり、あたりまえのように身についている自分に気づきました。


なんでも教えられてもなかなか身にはつかないけど、
経験はやっぱり糧になりますね!

最近何となく気づいたことです。



Tribal Artsに来てくれるお客様も
食に対する意識の高い方が多いので
みんなとってもきれいに食べてくれて
作り手としては本当に嬉しいですね!
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kayo



旧暦の大晦日にあたる日

おばあちゃんは天にゆきました。

きよこおばあちゃん 享年89歳




7月に入った夏の頃。

安曇野で暮らしていた私
住み込みでお仕事させてもらっていたシャロムも忙しくなってきた頃に
おばあちゃんの入院と余命一ヶ月宣告の知らせが。


怪我で入院し見つかった末期の胃癌
年寄りなので進行が遅いだろうと。


夏場は帰省できなかったけど9月に会いに行った時はまだ私のことも覚えていて「佳代ありがとう」と柔らかい力で私の手を握ってくれた。


きよこおばあちゃんは本当に自分に正直な人、身内にはわがまま放題。
淋しいから病院にも必ず誰かが居て欲しいと。
入院前の介護生活3年間と入院生活も毎日必ず家族が付き添っていました。


私のわがままなところはきっとおばあちゃん譲りだなぁ~と


冬に入る頃には記憶も意識も薄れてきたおばあちゃんは話すことも少なくなってきた

今思えば、私が長野生活を楽しめるように頑張って待っていてくれたのかな。


通夜葬式も家族だけでというおばあちゃんの希望で、おばあちゃんは最後まで大好きな家族に見守られて天にゆきました。


おばあちゃんを想う家族が集まり
いっぱい笑っていっぱい泣いて
たくさんの笑顔と涙でお別れしてきました。


おじいちゃんが亡くなってから27年。

おばあちゃんやっとおじいちゃんとまた一緒に居られるね。


安らかに☆


12月8日の醤油絞りイベントをもって私のシャロムでの生活が終了しました。


シャロムでの生活はとても濃厚な日々
スタッフと体験ステイのスタッフと、いつも10人~15人ぐらいの共同生活。
寝ている間以外は常に一緒。
んでもってお休みも一緒に出かけちゃったりしちゃうから~
どれだけ仲良しなの!ってぐらいみんな穏やかで仲良しなんです。

家族を超えた家族。って感じかなぁ~
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シャロムに行こうと思ったのは
菜食とパーマカルチャーの勉強がしたかったのと
何となく都会の生活に疲れたから。
山でのんびり生活したかった。


山、大自然のエネルギーは想像以上にすごくて
考えていたり悩んでいたりすることが本当にちっぽけに感じられるんだよね。
目の前の山を眺めていると力が湧いてくるし、なんか笑えてくるんだ~
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シャロムで私はレストランのスタッフをしていたので
毎日シャロム畑から収穫されるお野菜を使ってお料理させていただいてました。
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マクロビオティックでいう身土不二。

採れたてお野菜の美味しさに毎日驚きと感動でいっぱい。
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そのままで十分美味しいお野菜を調理するなんてこんな贅沢良いんですか~


畑ではお野菜の生長が目の前に見られて、
一番美味しくいただけるタイミングで収穫できるってこれもすごい贅沢!

都会にいると触れられない贅沢が、シャロムでは毎日の日常でした。



名古屋に帰ってきて売られている無農薬野菜の値段にビックリ!
白菜1株580円! かぼちゃ880円! 
シャロム畑のよりかなり小ぶりなのに。。。


無農薬野菜に囲まれて、毎日そのお野菜をいただいて、恵まれていたな~と実感。

シャロムのお野菜本当に美味しいよ~~

自然農って薬や肥料を与えない分、かなりの手間がかかります。
愛情いっぱい手間いっぱいかけて育ててますからね!
そりゃ美味しいわけですね。


この9ヶ月のシャロム生活で出会った事。人。
すべてが宝物で、たくさんの家族が日本各地にできました。

それぞれの場所で、それぞれがんばっていると思うと私もがんばれるな~~



今後の私。
今のところ未定ではありますが、良い方向に向いていると思います。


夏ごろには
南の方に旅に行きたいなぁ~~~



みんなの幸せを願って。
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ありがとうシャローーム☆



kayo


標高2763m

燕岳山頂
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山頂は畳二枚分ぐらいのスペースなので、どこからでもすぐに滑落できます。
気合いれて立ちましたが高所恐怖症なわたしは号泣しています。。


登り6時間!
一般的な登山時間よりはるかにかかってしまったけど…
日が暮れる前には辿りつけました。
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頂上での、
その景色の素晴らしさで疲れも吹っ飛びます。
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夕陽に照らされる槍ヶ岳。


ご来光は素晴らしい雲海で言葉が出なかった。
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長野にいるというと山好きな人からとても羨ましいがられるのだけど、
近くにこんなにたくさん山があるのになかなか行けなくて…
やっと行けた燕岳。


シャロム登山部
今年はこれで最後かなぁ。
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