北村一輝さん、明日海りおさんW主演「王様と私」を観てきました
2ヶ月ぐらい前に「徹子の部屋」に北村一輝さんが出演されていて、「ミュージカル出演は初めて」(←え?)「若い頃歌のレッスンに通っていて、その時の仲間が今回の作品に声をかけてくれた」と話してらした
そして「僕の歌がとても良いですから・・・」と、たぶん作品のプロモーション的にそうピーアールするように言われてきた感で、大照れでお話しされていたのが、めちゃ可愛かったのです
(なので、声小さめ 笑)
ダーリンは2公演チケット準備していて、もう観劇済み
わたしはノロノロチケットを探し始めて、いい具合のセンター席をお譲りいただけることになりました
日生劇場のXA〜XC席を潰してオーケストラピットと、その手前にエプロンステージがあるので、そこでのパフォーマンスがとても近い
メインステージ上には高い階段・・・序盤ではシャム国の王様はそのてっぺんにいるのだけれど、すご〜く高いっ!
GC階や2階席からのほうが見やすいのでは?と思うほどです
全編通してその階段を使うのだけれど、きっと自力で上り下りするのよね?
すごい運動量だわ・・・なんて余計なことも考えたり
「王様と私」は2019年にケリー・オハラ×渡辺謙さんそして大沢たかおさん@クララホム首相の来日公演を観ていました
海宝直人くんは2018年にウエストエンドで「trioperas 」に出演した時に、渡辺謙さんと大沢たかおさんの「King and I」を観ているのですよね
海宝くんも渡辺さんや大沢さんみたいに海外でのお仕事が多くなったら、どーしよ?・・・と恐れる心の狭いファンです
さて話を戻して・・・
今日の公演、主演おふたりの描き方がとても好きでした
明日海りおさん演じるアンナ先生の凛としているのだけど、懐が深い・・・どんな人にも愛をもって接する姿に魅かれます
それにみりおさん、とっても美しく、歌声も素敵です
伝統と近代化の狭間で苦悩する、でも実はお茶目で心優しいシャム国王に北村さんがピッタンコでした
独裁者としてかなり頑固な国王がアンナ先生と接することによって変わっていく様子が楽しいし、笑える場面も満載
沖縄にルーツのある北村さんのお顔立ちがシャム国王に合っているし、ギラギラしたタイのお衣装
の着こなしや衣装さばきが見事でした
そして、もうおひとりの魅力的な女性・・・木村花代さん演じるチャン王妃もまた聡明で愛情深いかたです
花代さんのソロは歌声も表情もとても美しく、まるでオペラのアリアのようでした
今日はタプティム役の朝月希和さんの代役として、アンサンブルの伊藤かの子さんが務めていました
朝月さんのおかげんが心配ですが、コロナ禍以降、代役のシステムが確立されていて、公演が続けられるのはありがたいです
子役ちゃんたちはもれなくお上手で、可愛いです
国王であるパパに甘えたそうにする姿、それぞれのママ(国王の妻たち)のところに戻る時の瞳、大好きなアンナ先生に群がる様子・・・わたしはやっぱりそんなシーンが好きです
ルンタとタプティムの悲恋やルンタの最期については、わりとオプラート包みで、ファンタジー要素強めかな・・・
王様:北村一輝
アンナ:明日海りお
タプティム:伊藤かの子(代役)
ルンタ:竹内將人
チャン王妃:木村花代
ラムゼイ卿:中河内雅貴
オルトン船長:今 拓哉
クララホム首相:小西遼生
チュラロンコン王子:前田武蔵
ルイス:田中誠人