2024年6月12日

王立美術館の本館?と2009年に新設されたマグリット美術館は、地下道でつながっている。

地下道が、こんなんなんですけど・・・・どこに連れていかれるんだ?

なぜ、デルヴォー美術館は作ってくれないのかなあ・・・

ベルギーで有名な人と言えばやっぱり、マグリットだよね。

でもヒロミはマグリットをよく知らない。

「もっと知りたいマグリット」で予習してきておいてよかった・・・

 

マグリットの描くものは、極めてわかりやすいというか、これ何を表現してるのか見当つかない、

というものは全くなく、人物も風景も、私が見えたものを、そのまま誠実に表現していると思う。

それは、デルヴォーも同じ画風で、描いた顔の感じ(無表情だけど)は似ている。

街の風景も違和感ない。

ただ、にぎやかであるはずの場所が、死んだように静かであったり、場違いで風変わりな人が集っていたり。

 

シュルレアリスムとは、日常と日常をかけあわせた不協和音である。不穏。心ざわつかせるもの。

(ヒロミの名言)

 

入場口は地下で、そこから大きなエレベーターに乗せられて最上階へ向かう。

エレベーターのレベルを表すものは、数字ではなく。

妻ジョルジェットの体の部分である。

階が上がるたび、足・・・膝・・・腹部・・・胸・・・と変わっていく。

 

さて展示です。

マグリットの売れてないころは、広告デザイナーでした。

アールデコ。「プリムビュール」

ミュージックホールで歌っていた歌手のためのポスター。

それって、ミュシャとサラを思わせるけれど。

 

「秘密の競技者」

この絵中、立ち並ぶのはビルボケ=けん玉、黒い浮遊するものは海亀。

そんな状況下で野球をする人たち。

それを熱心に見つめるのは、韓国から来たギャルたちだ。

 

階段で下の階の展示室へ移動する。

こういうのが、いかにもマグリットだ。

だけどそれを裏切って、ルノワール風マグリットになっちゃう。

これってどうよ・・・周囲から非難を浴びた。

この方が心穏やかにはなれそう。

でも、もはやマグリットは、こっちの方が安心するかもね。

そんなことを思ったのでした。

でも、あの作品が、ないじゃないかああ~

(きっと午後行く企画展にあるよね?)

いったん、館を出て、ランチにしましょう。