2026年9月22日
フランスワインの歴史とか、作り方とかそういう本を読んできましたが、
これは文化学。
水資源がないところで、水の代わりにしている文化だ。
水はけのよい痩せた土地から育つブドウ。
その果実を絞って保存のきく液体を作る。
食前酒ではなく、食中にいっしょに飲む。酒でなく、食べもの。
小さいころから食事として体に取り入れているという。
キリスト教的に言えば、パンはイエスの肉であり、ワインは血である。
日本酒との対比が面白い。日本酒は食事というよりも、おつまみとともに飲み、
最後にシメのごはんやらラーメンやら主食をとるのが日本の文化だ。
日本酒は、米から作る。稲作は豊富な水を必要とし、醸造の過程でも水の質が味を左右する。
ワイン作りに水は必要としない。
川沿いに産地があるのは、醸造に使うのではなく、むしろ運搬の便だ。。
そして、テロワール、ワインのブドウ作りに適している土地柄だからと言って、
ワイン作りが盛んというわけでく、産地の努力だ、と。
生き残りのための戦略で、悪く言えば、ほかの産地を蹴落とし、自分に有利な法律を作ったり。
競走して、頑張っているからこそ、質の高いワインが生まれた。
ただ、気候と土地に恵まれているだけだと、それに甘んじて努力しないとも。
なるほどねえ。
肝に銘じて、ボルドーとロワールへ行きましょう。
