2024年5月9日

田舎の長野にいると、宇野亞喜良さんの作品に触れる機会は、ほぼない?

宇野さんは、わたしのなかでは、ポール デルヴォー、金子國義の流れにつながる。

顔が、好みだ。目が大きい。表情はわりと虚ろ、何考えてるかわからない。

そして、置かれた状況が、日常から遠い。

 

宇野さんの主戦場は、ファインアートでなく、もっと多岐にわたる。

イラストレーター、グラフィックデザイナー?

わりと身近にありそうなもの、だけど、長野にはやっぱり刺激が強すぎるのか、

目にしたことはないポスター。

 

オペラシティ、こちらもぐるっとパスで入場できました。

出品目録はなく、会場の配置図が渡される。

それって、入ってみてわかる。作品が多すぎで、目録にできないほど。

そして若くてきれいなお嬢さんが多い。

宇野さん1934年生まれで90歳。

だけどその作風は、心くすぐる小悪魔的。(表現力が乏しい言い方しかできず・・・)

てるちゃんは最初気持ち悪いと言ったけど、実際見てちょっと認識が変わったらしい。

 

で、ヒロミはと言えば、ほとんど撮影可ということで、狂ったようにスマホをかざす人になってしまった。

厳選できない。みんな魅力的。

グラフィックデザイナー、企業広告、コピーも自分で書いたという。

すごろく。

こんな美しいすごろくがあって、いいのでしょうか!

いったんこの場を去ったけど、また戻ってきてじっくり見る。

 

マックスファクター

ねむっている あなたの新しい魅力 をひきだすのです

 

ハンガーに吊るされる服を選ぶように、自分の表情を選ぶ女性。

 

絵本 千夜一夜、寺山修司

これは、ビアズリーのサロメを想起させる。

 

こんな人が、児童書を描いちゃって、刺激強すぎないかい?

でも大丈夫か。広がるイマジネーション・・・

星の王子さまと薔薇はこうなるんか。

 

2匹の猫

猫はいたずらっぽい表情で、少女はやっぱり虚ろで何考えてるかわからない。

まだまだ続く。