2024年5月9日

ぐるっとパスで団体料金で入場と言ったら、それでいいんですか?みたいな確認あり。

だって、それ以上、特典ないよねえ・・・お願いしますよ!300円割引で。

チケットが何のデザインもない感じのぐるっとパスとQRコードがある紙でした。

 

最初のセクションは、柳宗悦提案のライフスタイル。写真も撮れるということで、めっちゃ撮る。

落ち着いているよねえ。たたずまいというか、風合い、色合いも。

そう、目に入るところ、全てが自分の意に叶うものじゃなければ、

ひとつでも、美しくないものがあれば、それで台無し!

1941年という表記。80年近く経過した今でも、しっくりくる。

ヒロミが惹かれるのは、器だ。そして、家具。

それが自分の周りを取り囲むものだからだ。

この奥にあるサイドボードがすてき。

ライティングデスクもかっこいい。

イギリスのデスク、スペインのインク壺、日本の屏風、それでも調和している。

そこで、次の展示が、「衣」だった。

結論から言うと、興味があまりなかった。

家の中にいるときは、自分を取り囲むものが美しければそれでいい。

穴があいて、ツギをあてたズボンであっても。

外に出ると、自分の姿も含めた景色が見えてくるので、

装うものに気を遣うような気がする。

 

さらっと見学して、

次のセクションは、器や生活に使う道具だ。そこではテンションが上がる。

長野から出土した縄文土器だ。これも、民藝の理念に通じるのか?

一切生活から遊離したものではなかったと記す柳だ。

そして、隣の鉢には、弘法市で自分のものにしたものの、大きすぎで、持って帰るのに、

タクシー代の方が高くついたというエピソードが語られる。

 

職人による量産は、無意識に同じものを繰り返す変化が生まれ、自然と美しさが生まれる。

そんな言葉が掲げられる。

霰釜(あられがま)の、あられは何のため?

鉄を流す型を作るときのデザインの工夫?

隣の湯釜は、持ち手の輪を通すところが、顔。猫?虎?

細部まで見ないと!

灰ならし、といういかにもすぐ汚れてしまいそうな道具にも、握るところがしゃれている!

 

ふと見ると、浜松に日本初の民藝館があったらしい。1931、大礼記念。高林家

(メモ、あとで調べてみよう)

 

そして今も作られる民藝が、小鹿田(おんた)焼、せんべい壺!巨大、

「せんべい」という文字もろとも焼かれている。すてき!

富山のくすりを包んでいた和紙、八尾和紙、これが色鮮やかでとってもモダン。

 

最後は、今の生活に取り入れたい民藝の部屋の提案?

ああ、もう、こういうものに、何気なく囲まれていたい。

という心を見透かすかのように、ショップが充実。

器、皿、グラスの数々。実は径を計るために巻き尺持ってきたんだけれど。

でも、やっぱりちょっと重い。