2024年4月21日

世界フィギュア、男子フリー最終グループ。

1番滑走はイタリアの初出場ニコライ。

競争激しいイタリアの最も若手で、最終グループ入りだ。

頼れるマッテオは手術しちゃって、グラッスルもいまはちょっと、だね。

すんごいダイナミックな4ルッツ決めた。ミラノの星かもしれない。

でも、ちょっとの差で、グリーンルームには入れなかった。

ここに(しかも中央)ずーっとアダムがいる問題・・・

 

ジェイソン!29歳、見果てぬ夢。

ああ、私が初めて彼を見たのはいつのことだったでしょうか。

2010年の軽井沢のジュニアグランプリ、長い髪を後ろで結び、

トゥーランドットを滑った。

しなやかで、ビールマンやスパイラルができる、男子がいることに驚いた。

そして今でも、しなやかで、ますます魅了される。4回転なしでも、ものすごい加点で、

ほとんどの選手を凌駕した。最後までうっとりさせて、夢の世界に連れて行った。

どうか、いつまでも、さめないでいて・・・

今年の日本のアイスショーに、名前がない?のが悲しい。

 

スイスのルーカス!今年の躍進目覚ましかった。

クワド2回を確実に入れ、プリミティブな曲をうまく表現している。

フランスのジュベールとスイスのランビエールの時代があったように、

ユーロには、アダムとルーカスの時代がやってくるんだろうか?

ここまでの2位、ジェイソンのとの差はコンマ2くらいで3位だ。(F1かね~)

あと上位3人!

 

宇野さん。ショート1位、今季最高。

最初の4ループで転倒。得意の4フリップもステップアウト。4トゥもつまる。

たまたまのバッドデイ?3連続の3つめも・・・

最後は笑っていたけれど。王者の最期?26だもんね。

今回、グリーンルームが必ず映って、油断してると、ぼーっとした顔がでちゃう。

宇野さんの得点伸びず!アダムの下だ。

ということは、アダム表彰台決定だ!

(ということは、最後まで、このシリーズに)

 

鍵山さん。

4回転を3回入れたけど、後半の3アクセルですっころぶ。

観客の歓声が後押ししてれたと、コメントしている。確かに、すごく聞こえた。

あとはやり遂げた。挙動不審な猫顔してるけど、きっと気は強いんだろう。

これから、もっと、油断ならない存在になっていくんでしょうね・・・

ここで鍵山トップ。やっと真ん中の席が入れ替わる。

 

最終滑走、イリア マリニン。

歴史的瞬間を見る予感・・・

出れるかどうかわからなかった、みたいなコメントからスタートなんですが。

そうなの~?いきなり4アクセル、これだけで16.75

4ルッツ、4ループ、4サルコ・・・

去年の、ちょっとなめくさってる感じとは違う真剣味が感じられる。

 

ステップはさんで、後半にしては高難度過ぎる4ルッツ-オイラー-3フリップ!

4トゥ3トゥ、後半全部コンビネーションかあああ

最後に3ルッツから3アクセル!ガッツポーズ!ほえた!ラズベリーツイスト炸裂!

フリーだけで、227.79だって!

信じられない!クワッドゴッド!

今考えられる最も高難度な構成なんじゃなかろうか?

すごいシーズンでした。

これ以上のことが起こることなんて、あるんだろうか?

 

でも、4回転2回でも驚異的と思った時代があった。

4回転からの3連続もすげーという時代もあった。

4ルッツなんて絶対無理と思うこともあった。

これからは?4トゥ4トゥとか?5回転も?

 

それまで生きていないね。