2024年2月7日

村上隆の大規模展覧会、日本では最後かも?という殺し文句?脅し文句?

で京都まで行く。

奈良美智の展覧会で青森まで行った。

東京でやらないところが、彼らのトレンドか?

 

京セラ美術館、昔は京都市美術館だったような・・・ネーミングライツ。

これですね。帝冠様式。頭(冠)だけ和風で胴体は洋風。

 

年末のEテレ「ワルイコあつまれ」に村上隆さんが出演して、

こども記者会見をやっておりました。

東京藝術大学大学院卒業、

現代オタクカルチャーをスーパーフラットと名付け、発表。

様々なジャンル、ブランドとコラボ、(ビリー アイリッシュとコラボTシャツ持ってる)

現代を代表するアーティストだ。

 

村上さんの言葉。

 

帽子をかぶっている。

ある時期から「コメントする」ということを捨てた。

被っていると、これで、皆さんに対して好意的に座っている、と。

コメントすればするほどネットでたたかれる。

 

絵もマーケティングの世界、勝ち抜き戦で、人気のある人が売れていく。

欲しい人がたくさんいると値段が上がる。

若いときはやりたいことだけやっていた。

すると売れるものと売れないものに偏りが出るようになった。

お花でも、カラフルなものの方が人気がある。

もっとカラフルに!というのがコレ。

現代アートとは、最新のテクノロジーを駆使している。

時代時代でそのときの気分をダイレクトに表現した。

歴史の中で、どういうふうに考えているかを表現した。

今の教育は、自由に見ろというから、感想しか出てこない。逆にそれは不自由だ。

 

作品は、会社を持っている中、工房の70人で作っている。

得意な作業を分業でやってもらっている。ひとりではできない。

究極はジョージ ルーカスの特殊効果を作った工房を目指した。

全ての作品に、関わった人たちの名前を書いている。

サインがないのはニセモノ・・・?

 

40歳のとき、アートで生きていけると思った。

ルイ ヴィトンとコラボレーションをやったときだ。

世界中の人が知ってくれて、作品を買ってくれるようになった。

でも儲けなくても芸術家は生きていける。

(後輩が食事を持ってきてくれた。4年前の肉とか・・・)

 

昔は魚の絵を描いていた。今また描き始めた。魚が大好き・・・

アマゾンの魚、アロワナとか。

茶色っぽい魚だった。茶色い絵の具は安い。泥から作るから。

 

絵をうまくなりたいなら、描くしかない。

村上さんが描きたかったのはマンガの絵。まだ練習している。毎日描けばうまくなる。

絵のうまいおじいさんのYouTubeを見ている。水彩画の先生だ。

宮崎駿さんの絵を真似していた。

オリジナルはなかなか出てこない。真似してもオリジナルは出せる。

 

絵に点数はないが、力があるのとないのでは、決定的に差がある。

その評価は死んでから定まる。黒人アーティストのバスキア。

死んで30年くらい、今評価が上がっている。

ゴッホも、生きているときは、自分の耳切ったり、あんまり近づきたくない人だった。

でも亡くなってからは、絵だけ見てると、タッチが荒々しい・・・家に置いとくといいんじゃないか?

と、評価が上がった。

村上さんは、すでに死後の世界の準備をしている。

 

芸術家は自分で名乗れば芸術家だ。最近は、SNSで簡単に発表できる。

いまどきの芸術家はギャラリーでデビューしたいとは思わない。

すでにSNSで世界に出てしまっている。簡単に食べていける。

でも、飽きが来るのが早い。自分は、飽きられないように見せ方を変えて、工夫している。

 

奈良美智はライバルというより同僚。90年代から現代美術をけん引してきた同世代。

ライバルはいない。生きている時点では競り合っている人はいない。

 

真似されて、その人が自分より売れちゃってるとイラっとくる。

自分の島を作ったはずなのに、そこにずかずか入ってきて荒らされている気分。

でもまあ、新しい島を作ればいいやと思う。

 

アーティストとして成功しているが、これからやりたいことは、アニメーション。

作っているが、ずっと完成していない。

映画とか、アニメを作りたいと思ってやっている。

「君たちはどう生きるか」は物語であって、物語でなく、

自分の考えているものが形になって伝わっている。

 

子ども記者に、ひとこと。

絵を鑑賞するには勉強が必要なので、美術の歴史を勉強してください。

 

てなわけで、我が家で村上隆展。

作品・・・じゃないかあ。

これの箱!

コンビニで大人買いしたために、この3倍くらい箱がある。

 

ドラミちゃんのポスター。

玄関に飾って置いたら結露でべろべろに・・・

アイロンで伸ばしたんだけど・・・ごめんなさい。