2024年2月4日

1926年、西洋料理店レストラン矢尾政としてオープンした「東華菜館」

やおまさ、という漢字が、八百政かと思ったけど、かっこよかった。

設計はウィリアム メレル ヴォーリスだ。

滋賀県に多くの建築を残す。兵庫の、関西学院も彼の建築、

軽井沢にも別荘建築があるんじゃなかったっけ・・・

そして、近江兄弟社=メンソレータムも彼の会社でした!

朝ドラでやってほしいね!

 

それはさておき、スパニッシュだ。濃密な模様が込み合っている。

東京の小笠原伯爵邸も、こんな感じだった。

 

前回来たのは夜だった。昼に行ったらちゃんと見なくちゃ!

建物全体も、うまく写真に収めたいんだ。こういうふうに。

(何のために?何のためにワタシは記録するんだろう?)

さて、中に入ると・・・建物とともに、調度品も同じデザインで統一されている。

しかしながら、スパニッシュ・バロックとはいえ、戦前の日本なので、

和の意匠も取り入れられている。

衝立には、漁業用の網目のデザイン、妻飾りに使う懸魚の意匠があしらわれている。

 

エレベーター!

大正13年、アメリカ、オーチス社のエレベーターが現役で使われている。

日本最古!

欧米には、まだこんなんどこにでもあるけれど、

外の扉を手で閉める。

内扉も手で閉める。ハンドル操作で階を移動。階を示すのは半円形の時計のような針だ。

 

2階はこんな感じだ。

白い壁。明るい印象だ。天井はイスラム風だけどね。。。

ヒロミが通されたのはもっと濃い感じの部屋だったなあ。

 

常盤さんが食べたのは、北京料理、前菜の盛り合わせ、そして春巻きだ。

ここは西洋料理店だったのが、戦争になって、敵国の料理を出していてはもたないと考え、

オーナーが知人の、今の支配人の家に、中華を出してくれるよう託したのだ。

 

春巻きは、豚肉と野菜を玉子で巻いたものだ。

(食べてない・・・)

京都で独自に進化したという。

さらに、フカヒレの姿煮。

ああ、こんなに食べていると、次のお店のタルトタタンが・・・