2024年1月11日

年が明け、フィギュア界はどんどん進んでいく。

そうは言っても、ヨーロッパ選手権が異常に早い開催となった。

ほんとうは、ハンガリー開催だったはず、それが困難となって、

この時期ならできると言ってくれたのがリトアニア、首都カウナスだ。

リトアニアと言えば、ドロビアツコ&ヴァナガスだけど、

彼らも、ウクライナ侵攻の影響を受けてしまっている・・・

 

映像で見る限り、会場は整っていて、お客さんも入っていて、行ってみてもいいなと思う。

パープルで統一されたしつらえの、品の良さを感じる。キスクラも美しい。

 

チェコ、リシュテンコ。20歳。大柄な選手だ。

いきなりダイナミックに4トゥにチャレンジしてきた。ステップアウトだけど。

きれいなラインが出せる選手だ。ほかのジャンプは大丈夫だ。

コーチがミハル!チェコの期待の星だね。

 

今シーズン、ずっと気にしているエストニアのセレフコ兄弟。

最近は弟の方が調子いいけど、兄アレクサンドルの方がかっこいい・・・(ヒロミには)

ファラオ、エジプシャンなプログラムが、びしっと決まればほんとにかっこいい・・・

(日本では今一つだったんだ)

4トゥ入った!きれいに!3アクセルも!そして得意のかかとチェンジキャメルスピン、

コンビネーションも完璧で、ガッツポーズ。

ステップに行く前に、あおるあおる!

会心の出来栄えだ!嬉しそう!

なんと!90点超え!

その後、セレフコ弟、ミハイルは気合入りすぎで、ジャンプがうまくいかなかったよ。

フリーに行けない?明暗わかれた。

 

フランス、エコノミデス。

ヒップホップのハレルヤ?これもNHK杯で見たけど、進化してる!

ジャンプは全部成功、ひとつひとつの振り付けに、メリハリ、力があり、

ステップで結実する。

ともこさんが、ステップの感じがコーチのアモディオを彷彿させると言っていた。

まさに。

キスクラに、アモディオとフェルナンデス?

すごい組み合わせだ。

 

そして最終グループに、大波乱・・・

ブリッツギは予定要素を完璧にまとめ、セレフコ兄ちゃんをわずかに超える。

衣装が無地で、地味なプレスリー、と思っていると途中で控えめに胸を開け、

派手な柄が少し見えるというプログラム。

 

アダム!ディフェンディングチャンピオンとして登場だ。

ファイナルではいろいろ失敗があったけど、調整してきたか?

(その間にナショナルがあったよね・・・当然優勝)

4ルッツ。両手ついたか?3アクセル!大丈夫。

立て続けに4トゥ2トゥ。後半1.1倍は彼には関係ない、モロゾフ方式・・・

スピンふたつ。笑ってるよ!側転。ここから得意なステップへ向かう。

絶好調じゃないようだけど、難度は高い。大人になった。

好青年だ。つくづく思う。

94点。

 

大波乱の人。ケヴィン。。。

直前練習では笑顔も見れたのに。

いきなりジャンプが飛べなかった。彼の身体は、心と密接につながっている。

気持ちの、良い方への高まりが、身体能力も格段に高まって、エモーショナルな演技になる。

だから、その逆になると・・・何もできない。

ファイナルでもそういう現象が見られた。

数年前の、ユーロでもフリーに進めなかったような。

ジャンプで転んでどこか痛めたの?

スピンもうまくいかなくて、最後のステップだけは、気持ちが溢れて。

(しばらく、彼は休養を取るようだ。)

 

最終滑走、マッテオ。最終になる確率、高くないか?グラッスルもそうだった。

ジェイソンも?

で、彼も、ナショナルは出れてないんじゃないかな。身体的理由・・・治療?

ケヴィンからの悪い連鎖。最初のジャンプが2回転で無得点。

でもケヴィンと違って、マッテオはこういうところからの巻き返しがうまい。

残りの要素は全て加点。気迫のステップ。

傷は最小限。キスクラにホタレックさん。

80点は超えてきた。なんとシーズンベストだった。6位で折り返す。

 

ああ、ケヴィンが心配です。でも、インスタでは少しは元気になった様子が見える。