結局、この博物館の何を見に行っていたのかなあ?
中に入ったようだけど、マルチメディアのシステムに感動しているし。
建物だけで満足か・・・?
山陰の古刹 島根 鰐淵寺の名宝、という展示でした!
確かに、奈良時代の仏像を見た記憶が・・・
2015年2月10日
5年ほど前、京博に行ったとき、すごい建物だなあと思った。
でも、なんか敷地内で工事していたような?
そして、それが終わったようなニュースを見た。
というわけで、行きたくなったのですが、思ったのと違う方向に進んでいた。
明治にできたこの建物は、重文なので、博物館として、あまり使われなくなってしまった。
めったに入れなくなってしまった!
そして、となりに白いトーフ的建物ができていました。
特別な展示のときだけ、以前の博物館も使う、と。
今回、わたしたちは展示ではなく、この明治の素敵な建物を見に来たのですが、
ちょっと残念。
片山東熊。
赤坂離宮もつくった宮廷建築家。
辰野金吾がイギリス派と言われたのに対し、片山はフランス派と呼ばれた。
で、フランスのバロック様式なんだけど、破風を見ると、
和風なんですな。
これは、京博のHPによると以下のとおりで、やっぱり和の心を忘れていない。
『玄関の上にある三角形の破風(はふ)には、仏教世界の美術工芸の神とされる毘首羯磨(びしゅかつま)と技芸天(ぎげいてん)の像が彫刻されていますが、その木彫原型を制作した竹内久一(たけうちひさいち)は、奈良に伝わる仏像彫刻に惹かれて木彫家に転じたと伝えられます。』
内部の、コリント様式の、白い柱が並ぶさまや、細部に宿る意匠にには、
展示品よりもうっとりしたのでしたが、今回は許されず。
入場券を購入したので、一応新しいとこに入りましたが、あったかすぎで、
ちょっと眠くなり、だらけてしまいました。
でも、巨大な仏像を展示できるそのスペースに感動し、
そして決して手に取ることができないであろう光悦と宗達の絵巻(歌巻?)の
実物大マルチメディアの融通のきく感じに感動しました。
正門からみた、左右対称の明治館は、パーフェクトでした。
背景に、クレーンがあるのが、なんとかならないのでしょうか?