2024年1月11日

丸の内美術館、扉を開けるとすぐまた扉があるんだけど、半開き。

そこを入るとすぐに展示のスペースが。

そしてお客さんは2人いたけど、係の人の姿はなし。

どうしようと思っていると、先客の方が、このベルを鳴らすようですよ、と。

いいけど、最高に不用心な美術館。すぐ盗まれそう・・・

 

で、呼んだら係の人がでてきて、手作り風の目録を渡してくれた。

入館料1000円は妥当でしょうか。

細長い空間の3面に、額縁がいっぱい!

持っているものを全部出しました!的な。

微妙にまっすぐじゃないのがあって、何とかならんのか?

まあいいか。

日本の戦前戦後のアヴァンギャルド。

その、審美眼は、なんとなくヒロミと相容れる。

ワタシの目を惹くのはやっぱり、東郷青児、宇野亞喜良 、森村泰昌・・・

 

2階もありますと言われ、階段登る。

ちょっと手狭ですねえ。しかも材料が、頼りないような?

まあいいか。

2階の中央に、民藝の家具。両側に折りたたみ可能なベンチ。

コーヒーをサービスしてくださる。マイルドなのと、ブラックどちらがいい?

マイルドなものを。

2階の方が、ますますヒロミの好み。

ラファエル前派、ビアズリー、金子國義。

蔵書は、いろんな展覧会の図録、デルヴォーもあった。今はなき、伊勢丹美術館の。

わりとうちにもあるやつ多し。

で、窓からは、やはり松本城が見えて、その隣には、マッキントッシュの椅子。

(消火器を隣に置くのはやめてくれ)

コーヒーを出してくださった方に、院長さんですかと尋ねると、いや私は受付の者です、と。

(ちびまる子ちゃんに登場する中野さんのような、腰の低い人)

全部院長のコレクションですか?これで全部ですか?展示替えしますか?と質問攻め。

税務署の人と思われたかなあ・・・建物の写真もやたら撮ってたし。

 

まあ、美術館というよりも、収集したものを、全部展示した個人のギャラリーですね。

気持ちはわかる。ヒロミの部屋も、改修して、できるだけ壁を作ってもらった。

こんなに多く所蔵しているならば、公開していただくのはありがたい。

羨ましいな。(そりゃあ、お医者様だから、財産はあるよね)