2023年8月26日

ラ ボエームとは、ボヘミアンな生活をする人たち。

ボヘミアって、出てくるよね、ボヘミアの流れ、モルダウよ~

チェコの平原の方で、遊牧とかしながら自由に暮らす人っていうイメージ?

昔はジプシーって言葉があった。(今はダメ?)

 

第一幕

で、パリで、売れもしない芸術活動にいそしみ、気ままに生きるボヘミアンたち。

舞台は、屋根裏部屋。

ヒロミがこないだ泊まった、お湯も出ないホテルエドガーキネにそっくりよ!

ロドルフォ=詩人 マルッチェロ=画家 ショナール=音楽家 コッリーネ=哲学者

がルームシェアして屋根裏に住んでるんだけど、金がない。冬なのに、薪もない。

ロドルフォは、自分の作品の原稿を燃やして暖を取る。

(最初は1章、1章燃やしてたけど、ついに最後まで)

そこに音楽家のショナールが仕事を得て、金も、ワインも、食料も持って帰ってきた。

大家が、家賃の集金に来るけれど、弱みを握っていて、体よく追い払い、

街へ飲みに行こうということになる。

コメディね。

 

1830年代、だから、フランス革命は終わっていて、ナポレオン ボナパルトさんは失脚していて、

ナポレオン3世はまだ登場しない、そんなフランス、パリ。

貴族は没落し、ブルジョワが台頭する時代。ここに登場するお気楽なボヘミアンたちは、

もしかしたら親は金持ちか、貴族階級で、そういう縛られた生活がいやで自由人なのかもしれないね。

王族、貴族に仕えなくても、才覚次第では生きていけるようになった、少しだけ明るい未来が見える。

 

だが女は?

ここに火をもらいにくるお針子娘のミミ。

女性の自立なんて、まだ200年早い。結婚しないで生きていくには、

水商売、パトロンを探すか、針仕事。

 

ひとり原稿を書いていたロドルフォは、ミミの登場にときめいてしまう。

顔色が悪く、病弱そうなミミ。鍵をなくして、ふたりで探し、手が触れると冷たい・・・

 

ミミの自己紹介のアリア。

私の自己紹介は短い。私の名前はルチアだけど、ミミと呼んで。

家では刺繍をしている。

百合やバラが好き。詩も好き。

 

心優し気なミミ。清純そうなミミ。病弱そうなミミ。

(男なら、そこに惹かれるか?実はあざといってやつ?)

 

でも、何でひとりで暮らしてるかわからんが、女には厳しい世界だ。

 

ミミという愛称は、日本で言うところの源氏名かもしれない。

ひとりでたくましく生きていくには、歌手、踊り子、娼婦・・・しかない。

かのココ シャネルもキャバレーで歌っていたときの愛称が「ココ」

本名はガブリエル、じゃなかったけ?

ムーラン ルージュも、有力者に縛られるキャバレーのスターと脚本家の物語。

 

で、ロドルフォとミミはあっさり恋に落ちる。

ご都合主義・・・

短い時間で、歌を聴かせるオペラだから仕方がない。

ふたりは、仲間が待つカフェに繰り出します。