2022年12月10日

2021は、ネイサン、ヴィンス、ジェイソンのアメリカ3名、

宇野、鍵山、コリヤダ(ロシア)という6名だった。

2022、去年と同じなのは宇野ひとり。

そして宇野でさえも、ファイナル優勝はないという、フレッシュなメンバー・・・

だけど、ほぼ全日本?

去年女子はロシア5人だったけど、1国2人までにしませんか?

 

佐藤18歳

フランスのアダムに競り勝って、トリノにやって来た。

得意の4ルッツから、だけど失敗。続いて4トゥ-2トゥと入れてきた。

男子は4回転2本を成功させて、さらにすべてにレベル4にもしないと、

勝てない恐ろしい時代だ。

少し伸びない、76点

 

ダニエル20歳

地元イタリアで、ファイナル進出って、晴れ舞台。彼はジャンプは得意、

だけど、回転不足をとられてしまうことが多い。

佐藤と同じく4ルッツを入れてきたけど失敗。

あとは大丈夫、去年のコリヤダと同じで、彼の表現がいちばん繊細。

鼻血でちゃった?だいじょうぶ?80点かあ・・・

 

それはそうと、イタリアの客席がすごい。明らかに西洋の顔立ちの人が、

手作りバナーで、「SHOMA」とか、「SOTA」とか、日の丸とか、振ってくれている。

すばらしい。

 

山本22歳

今年はほんとに強い。安定している。

4トゥ-3トゥ、4サルコ、3アクセル完璧。ステップがレベル3だけど、

ここまでみんなレベル4をとれていないし、

イエスタデイのボーカルにあわせて、ものすごく表現力をアピールできていた。

94点!

 

佳生くん17歳最年少。

前髪まっすぐになっている・・・

4サルコ-3トゥで、勢い余ってお手付き、転倒・・・

後半持ち直して、切れのあるタンゴを踊り切った。

やはりステップは厳しいのか・・・87点

 

宇野25歳

4フリップを入れるところがほかの選手と違ってる。

コンビネーションの2個目が2トゥになった。失敗ではないけど・・・

あとは完ぺき?と思いきや、やはりステップはレベル3、99.99点という点数。

 

ラスト、イリア18歳。

足の長さが際立つ!

だがしかし。彼はショートで出遅れてフリーで挽回というパターンを繰り返す。

コンビネーション、ステップアウト、3アクセルもうまくいかない。

ステップはレベル4だったけど・・・若さに任せて、ちょっと雑・・・

なんと80点、5位。

 

これで、1位宇野、2位山本、3位三浦。なんということでしょう。全日本。

 

フリープログラム

6位佐藤

ショートでダメだった4ルッツ決めてきた!その後の流れもすばらしい。

彼の中ではパーフェクトだったのでは?速報でテクニカル100点越え!

こういうところを見ると、アダムにはまだファイナルは早かったのか、と思う。

こういう勝負強さをつけて、来年真っ向勝負してもらいたいですね。

 

5位イリア

やはりフリーになると強い。

加点がつく4アクセルからスタートして、4回転の見本のように、怒涛の構成。

ループ以外すべて4回転で決めてくる。

最後は、とどめの、3フリップから3アクセルというシークエンス!

あとは、つなぎと表現力?このままでもすばらしいけど。

でも200点行かないんだよねえ。

 

4位ダニエル

4ルッツ、4フリップ、4ループと点数の高い順にジャンプを並べてきた。

チャレンジャー!スピンの形も独特で、美しい。

後半も、ルッツとフリップで固めてきた。ベストは尽くしたと思う。

でも回転不足なんだろうねえ。

イタリアはジュニアのファイナルでネペラくんが優勝した。

強化が進んでいる。半面、ダニエルもうかうかしていられないんだ。

 

3位佳生

朝のワイドショーで、野獣が王子に変わる瞬間を、見逃すな!と言っていたのですが・・・

3ループから。(これは予定どおり?失敗なのか?)

4トゥ-3トゥは素晴らしかった、けれど、4サルコで着氷が今一つ、

この後が、みんなクリーンにいかない。

うまくいかなかった後半の4トゥを再チャレンジして転倒・・・

ここで王子になりきれず・・・ビーストのまま終わる・・・

 

2位山本

NHK杯ではうまくいかなかった、このロングプログラムのリベンジを。

前半静かなラフマニノフ2番、前半4回転3本決めた!3アクセルも。

盛り上がりながら、3アクセルでガッツポーズだ!

ずいぶん長い間苦労してきたかのように見てましたが、宇野さんより年下だものね。

大人びている。ここで1位だ。

 

1位宇野

4ループから。4サルコ、4フリップ、3アクセル、後半4トゥ2本・・・

コンビネーションが1本足りない。前半のアクセルにつけ損ねたか?

すばらしくスキのないプログラムだった。

これはチャンピオンにふさわしいものでした。

ここは、ステファンコーチ銀メダル、ゲンのいいトリノだ。

最終結果 優勝宇野 2位山本 3位マリニン

 

日本強すぎる?全日本どうなる?

今シーズンのワールドは日本。

3枠の争いは?

宇野、山本、三浦、佐藤に加え、ケガで休養していた鍵山、そして友野もいるしねえ。