２０２２年１１月１８日
オリンピックのあとのＧＰシリーズ、誰が力をつけてくるのか、
勢力図が見えない状態で迎えた第５戦、ＮＨＫ杯は、第４戦までの上位選手が重なって、
なんとなくもうこれがファイナルでいいや、という男子のメンバーになりました。
山本さん（フランス大会２位）
すごく力強くなってこの大会に乗り込んできました。
ケガからの復活はすばらしかったけど、その後優勝争いまで食い込むほどの
力は出せず、でも今年は違う・・・
４トゥ－トゥ、４サルコも確実に、３アクセルも、雄大な感じの
イエスタデイに乗って、ステップを、
心の内を吐露するようなボーカルに合っている。
会場大絶賛。広島さん泣いてるよ～
すばらしい。９６点！なんというハードル上げてくれて！
後半６人。
アダムと宇野くんの衣装の色がかぶってるよ。
友野さん（フランス大会３位）
サスペンダーがおしゃれなジャズのナンバー。
４トゥ－３トゥは山本さんと同じだけど、ステッピングアウトでどのくらい引かれるか？
サルコは転んじゃったよ～
でもここから明るく曲が転調して、あとは踊るだけ！
どんなにダメでも（ダメじゃないけど）いつも御機嫌に踊ってくれるのが、
彼のいいところ。
それでも８６点まで行った！
さあさあ！アダム（フランス大会優勝）
直前練習では４回転がなかなか決まらなかったんだよね。
４トゥ－３トゥは申し分なし！なのに３アクセルはお手付き。
３つめ、サルコは？どうする？あああ、ステップアウト・・・
だけど、ここから切り替えて、違う表情を見せるんだよね。
いつも、ステップには気合いが入っていて、全力投球。勇気をもらう。
８７点かあ。どうだ？あと３人。
マッテオ（スケートカナダ３位）
４トゥステップアウト、３フリップ－３トゥになった。
３アクセルは大丈夫。
後半のちょい悪な感じのステップが好き。
放送では４ループ入れるって言ってた。不発だったけど意欲的だよね。
点は伸びない。７８点。
もはや２回の４回転は必須の時代だ。
ジュンファン（スケートアメリカ３位）
今年はマイケルジャクソンだ。衣装がマイケルっぽくないけど。
手袋肌色だし。
４サルコで派手に転ぶ。３ルッツ－３ループもステップアウト。
ループが得意なんだよね。残念・・・
ムーンウォークののちの３アクセルはＯＫ、ビリージーンに乗ってステップ、
これって今までクラッシックな感じが多かったジュンファンの新境地ね。
８０点だよ。
ラスト、宇野さん
ファンのバナーが、オレンジアーミー・・・
ひとりだけ４フリップだもんねえ。
でも、次の４トゥをコンビネーションにできない。
３アクセルは美しい。このグラビティという脱力感のある曲に乗せて、
ゆるゆる、とろんとした感じの表現。
コンビネーションなしだけど、９１点、
４回転必須だけど、ハイリスクだ。完ぺきだったのは山本さんだけね。
アダム３位で、このままいけば、ファイナルなんだけどねっ！
そしてまた、分散退場で、いつもアタシって、最後になるブロックなのはなぜ？
忠実に待っていたら、シャトルバスの行列が恐ろしいことになっていて、
夜はまだ長いのでした。
