2007年3月19日
2002年の長野の世界フィギュアは本当にたのしかった。あれから5年、選手も入れ替わって、いろいろ進歩しているというのに、ヒロミは何も変わらない。今回は毎日行けない。
アイスダンスフリーが見れないのは悲しい。チケットも取ったのに。しくしく。
選手との交流パーティーもないし、(2002年はろろさまが来てくれたんだよ!)席も全然よくないし、チケット発送も遅いしで、ファンクラブも肥大化しすぎよね。
もー文句ばっか。荒川静香が金メダル取らない方が幸せに観戦できたのにね。皮肉なものよ。
 
それはさておき、日本にジュベール上陸。来てくれた!怪我大丈夫だった。
ので、公式練習日帰りで見に行った。これだけのために、旅費12000円だ。
千駄ヶ谷なので大宮で降りて埼京線。大宮のエキナカはヒロミのお気に入りだったりする。モーニングして、なぜか靴下衝動買い。東京体育館、行ったことなかったけど、駅の目の前だった。絶対に迷うまい。
10:30頃ついた。女子の練習は6:00ころから始まっていたけど、章枝ちゃんなき今、女子には全然興味ない。会場に入ったら、まだキムヨナが滑っていた。本番では審査員席向かいの裏側席なので、練習だけでも表から見よう。平日なのに凄く混んでいて、みんないったいどういう職業のひと?同業者?
 
ジュベールの滑走順をチェック。12:15からだった。
それまではなんとなくぼーっと見る。国のアルファベット順でわけているみたいで、フランスはみんな同じ組。
最初の組にはイタリアのゼレンカ。金髪さらさら王子様風なひとよ。トリノではひときわ大きな声援だった。ロミオとジュリエット滑っていてとてもすてきだったのを覚えている。少したくましくなって、力強い滑りになった。トリノの時はフリー進出もぎりぎり?っていうかんじの順位だったもの。
次の組には問題のランビエール。今季はやる気なくしていてNHK杯にはこないし、ヨーロピアンにも出なかった。でも新しい、フラメンコのフリープログラムを作って東京にやってきた。そうよねええ、やっぱり戦って勝たないと。でも、観察するに、4回転は成功していない。トリプルアクセルも苦手と聞いているがいまいちクリアーじゃない。得意のスピンもなんとなく遅い。
 
そしてそしてやっと生ジュベール、やっと会えたね、ずっと日本には来てくれなかった。
いつもドタキャンなのよ。黒のベストはロシニョール。スポンサーについているときいていますが、なぜスキーのメーカーが??選んだ曲はフリーの方だった。
ヒロミは、007の方が希望だったのですが、まあいいか。
高橋のような激情に流されるステップよりも、端正なスローパートのジュベールが好き。
糸巻き巻きのところも好きよ。見た感じでは足の怪我は感じられませんでした。
4回転も大丈夫そう。彼は練習にはいるとき、最初は必ず、イン、アウト、イン、アウトと入念に滑らせてから、だんだんにステップをいれてくる。
頭の中で、全体構成とジャンプをイメージしながら、跳んでいるみたい。とても落ち着いています。きっと大丈夫。ヒロミはとても緊張しているけれど。
グループ入れ替えまで、きっちり練習しました。とてもまじめな好青年という印象です。
 
もう帰ろうかと思いましたが、サンデュも気になるので最後まで見ていくことにしました。
次の組は、アメリカチームとベルネルとベルントソン。やっぱり人気あるのはウィアーだわ。
それからカナダチーム、サンデュはウォームアップなしでいきなりジャンプをがんがん跳んでいました。
バトルは念入りに足慣らしをしていて、とっても対照的、と前の席の人が話していて笑いました。サンデュは足のあげ方ひとつ取っても美しい。4回転もばしばし決まっていて、流れがきれい。なのに今季は試合で成功しない。フリーの曲はインド風。サンデュの風貌とよく似合っている。
バトルは、よくわかんねー尺八とバグパイプの音色の曲だったよ。
 
スケート見た後、六本木に新しくできた国立新美術館に行きました。大江戸線でけっこう近い。すごい地下まで潜ったです。話題の黒川記章。波打つガラスの美術館。すんごい建築です。おそうじが大変そう。
ヒロミはお腹が空いていたのでとりあえず地下のカフェでカレーとビール。
いいんだけど、ちょっと値段が高めですね。このとき3時くらい。美術館の閉館時間は6時。
3時間で3つの展覧会へ行こうという無謀な計画を立てる。が、ビール飲んだのが裏目に出て、足にきちゃってもう大変だった。
 
ものすごく広いのだ。セザンヌから始まって、いわゆる現代美術の変遷がよくわかる、と聞いていたのだが、あーデュシャンだ、これが熱い抽象、アクションペインティング、とかちゃんと見ていたのが、まだまだ続くらしいとわかって、ただひたすら歩くことに・・・・
そして、さらに、ポンピドゥー展も、フジタの猫とかは熱心にみたけれど、だんだん疲れてきて、だめでした。
あああよくばりすぎ。これでは本末転倒。なんのために来ているの?
以後気をつけよう。とか思いながらも黒川記章展、無料なので押さえとこ、などと欲深いヒロミ。
でもこれが一番おもしろかったりする。変わり者だわー、この人。地球上に、いくつも大規模な、へんてこりんたてものを増殖中。長野県にもあるよ、この前右京展を見に行った、志賀高原ロマン美術館。
このひとが知事になったら大変だぞー。端から見ている分にはかなり面白いと思うけど。
 
あーそんなこんなでとりあえず日帰り強行軍は終了で、1日働いて、また水曜日に出没するのだ。
 
2007年3月21日
男子ショート+ペアフリーである。新宿ワシントンに泊まるので、荷物置いて、新宿駅で優雅にブランチしてから行く。どうせこれから夜まで長い1日。フレンチトーストにコーヒーとデザート。新宿駅は広い。同じ道を通っているつもりでもなんか違うところに出たりする。目標のお店にたどり着けなかったりするのだ。
今年から予選がなくなって、強豪は最後の方に固まって滑る。その方が緊張するよ~。でも、だから急いで行かなくてもクライマックスは見逃さない。
http://www3.ocn.ne.jp/~hirono1/070321_03.jpgヒロミはもうずっと緊張していて、こんなことは、長野オリンピックのジャンプ以来のこと?そんなことはない?ソルトレイクだって、トリノだって緊張していたけれど、やっぱり優勝がかかると緊張するよね。
こんな、応援のバナー作るのも、長野オリンピック以来だよ。でもヒロミは非国民。胸にはフランス国旗のピンバッジ、作ったバナーも、クラージョ!ジュベール!!高橋になんて、負けないで。あんまりいい席じゃない。アリーナは取れなかった。ヒロミのフォースがジュベールに届くといいのですが。
 
最後の2グループがすごい戦い。誰もが失敗しない中でのジュベールの優勝を願うわ。と思っていたら、いきなり織田がジャンプ2つ失敗でもう自力優勝なしって感じになっちゃった。いつもすごく安定しているのに、6分間練習でも、着々とトリプルアクセル決めていたのにね。ショートのフライトゥーミーザムーン(カタカナで書くと変)は好きなんだよ。いきなり最初のトリプルアクセルが飛べなかった。これが日本のプレッシャーってやつかしら?フリップも着地がだめだったし。
 
次のチェコのトマシュ・ベルネルはヨーロピアンのショートでいきなりジュベールを抜いた男だ。衣装がピンクと黄緑の桜餅カラーで、曲はトッカータとフーガ。メリハリのきいた演技がとても印象的。桜餅と同じカラーのクッションもらってご満悦だった。
今年の注目はこのベルネルとベルントソン(あ”ー!)だと思う。これが、あなどれないんだ~
 
ショートのハイライトは、バトルだったのかも。すごくリズムをつかみにくいピアノ曲。その旋律に合わせて、ジャンプは完璧に決めた。あとはお得意のステップと、スピンで客を魅了した。引き込まれた。ともこさんはスタンディングオベーション。
(ヒロミはあとから滑るジュベールのため立たないことにした)
ものすごいよかったよ。ファンの数、花束の数は高橋にも負けないくらいの人気もの。(ううう)そのバトルは79点。
ライサチェク。ヒロミのいちばんマークしていたのは彼だったんだけど、やっぱりまだ4回転が間に合わなかった。全米ではクリアーに決めていたのでちょっと脅威だったのですが。パッションは、好きな曲、昔グリシュク/プラトフがアラビアの王と拘束された姫っていうのをやってすごくかっこよかったやつ。ライサチェクもスタイルがよくて、力強くて、すてきでした。フリーは「逆転のカルメン」だからまあまあだったのかな。ライサチェクは73点。
 
そして最終グループ。恐ろしい盛り上がり。息も出来ないくらい苦しかったよ。
最初は、やる気を失っちゃったチャンピオンのランビエール。練習を見ていてもあまりよくなかった。トリプルアクセルが苦手なのね、それがショートでも出てしまった。転んじゃったよ。4回転も入れてこない。スピンもいまひとつ盛り上がらなかった。手の使い方はすごくうまいと思ったけど、もうこれでジュベールは勝ったようなものね。(でもあなどれなかった)72点だ。
 
そしてジュベール!我がことのように心配よ。どうか転ばないで!
4回転を決めなくては、ジュベールじゃない!あああああーでも足の怪我も心配よ。
スケート靴が血まみれになったくらいの怪我だったのに。
 
しかし、すばらしかったです。007の衣装は2種類あるのですが、ヒロミの好きな方、表が白のまだらで背中に007の文字がある・・一部ではアザラシと呼ばれているやつです。もう2年目のプログラム、これで見納め?ならば完璧に決めて欲しい。
もう、最初のポーズからしてかっこいい!顔が完璧にヒロミの好みな上に、アクションスター!
4-3できました。フリップはちょっと手をついてしまった。アクセルは大丈夫。
あとは、カーチェイスも猫パンチも、その他いろいろ全部すてき!ステップだって、スピンだって、今季ものすごくレベルアップしたよ!最後まで、すばらしかった。
見ていて、楽しかったけど、苦しかった。大型スクリーンにうつる彼の投げキッスにくらくらです。
そして、パーソナルベストの83点、めでたしめでたし。
 
2007年3月22日
きのうは夜遅くまでペアフリーだった。
そして、今日は早朝から男子フリーの公式練習を見ようとして会場にならんでいる。誘っても、誰もつきあってくれなかった。7:30に来てみたら、もぅすでに長蛇の列で、最初に公式練習券を買う列に行列して、次に入場する列に並ばなければならない。
えーん、建物の裏側まで行っている。ほとんど女だ。どうせ自由席なんだから、ならんでる人に売ってくれればいいのにねー。まあしかし、意外とスムーズに入場できた。朝ご飯も食べずにやってきたアホなわたし。
だって、ジュベールが心配なんだもん。練習順は、滑走グループ順らしい。よって、ジュベールが登場するのはかなり後。とりあえず、暖かいコーヒーを飲んだりして待つ。
売店のおばさんに、1日が長くて大変だね、とか言われて、まさにそのとおりだ、と思う。
今日は長い、優勝のけりがつくまでは。息苦しい時間が続く。
 
ジュベールはもちろん最終グループで、それまではちょっと力抜いていたけど。ベルントソンのフィーバーぶりに盛り上がったりして。
最終組、滑走順は、ライサチェク、ウィアー、ランビエール、ジュベール、高橋、バトル。
今日もジュベールは黒ずくめの服で、月曜日の練習と同じように最初は入念な、滑りのチェックから。世界のトップ6、さすがスピードが違う、と言う感じで、あっちでジャンプ、こっちでスピンというようにいろんなところで歓声があがっている。
ランビエールはこれ見よがしに得意のスピンを見せるけど、ジュベールは控えめ。4回転はいまひとつ調子がよくなさそう。何度もトライするけれどクリアーな着地が見れない。ちょっと不安。トリプルアクセルもいまひとつ。滑走順に曲がかかる。
ランビエールのフラメンコは初披露。噂には聞いていたけど、ものすごくはまっている思う。でもトリプルアクセルがだめみたい。
ジュベールの、フリーの、中盤の静かな部分が好き。ゆるやかなエッジを替えるステップとともに、2回目のクワッド、サルコウが入るところ。今回はサルコウの練習をしていない。
3回挑戦はしないと見た。なんでもいい、どうか、うまくまとめて、というのがヒロミの願い。
 
終わったのが、10:30、このまま観戦してもよいのですが、とりあえず新宿に戻る。男子フリーの前にはアイスダンスオリジナル。次の日は帰らねばならぬ(泣)ので、プレゼント投げるなら、今日しかない!というわけで、京王デパートで物色。小田急ハルクを目指したのになぜか京王に着く。いつも、リラックス系のものをプレゼントしている。なんとなく。今回も、温泉入浴剤(わかるのだろうか?)とバスソルト。選ぶ基準は投げてよく飛びそうなこと。
お手紙は、書いておいた。デンコワ/スタビスキーと、デロベル/ショーンフェルダーに。ちなみにジュベールにもプレゼントは用意した。楽天市場で探しちゃったよ。F1とかバイクが好きみたい。SUZUKIのバイクに乗っている。ので、一応日本だし、HONDAのレーシングTシャツなんて買ってみた。
袋も地味だけど、鈴鹿サーキットの袋にしてみた。練習の時に、着てくれるといいなーなんて。
 
プレゼント調達の後、またしても優雅に、アフターヌーンティーでブランチの豪華サンドイッチセット。優雅と言っても、昼も夜もコンビニ生活だから、唯一の栄養源という気がする・・お昼には、赤飯のおにぎり。昨日も買って、うまくいったから、ゲン担ぎで。
 
11:30ころ東京体育館に戻る。アイスダンス中。リトアニアのカップルだった。ドロビアツコ/ヴァナガスは去年だけ復活していたから、その時に取った枠があって、2組もでれるんだ。でもなんとなく、雰囲気が似ていて、今年の課題のタンゴにもうまく合っていてすてきでした。今後に期待?
 
今日の席は、アリーナで、かなり中央の前から4番目。でも前の2列がないので実質2列目の好位置でした。
さぞテレビにも映ることでしょう。写真が撮れないのがかえすがえすも悲しいことです。
 
アイスダンスは、下位のチームもみんな上手で、しかもタンゴで、ヒロミはあきません。パイプ椅子は辛いとゆうこさん(きのうはアリーナだったけど今日は2階席)は言っていたけどそうでもなかったです。
中央の好位置は外国席のようで、みんな体が大きい。だから、椅子に入りきれなくて、休憩時にはみんな立っている。別にどこへ行くということもなく、ただ立って集っているんだよね、不思議。
 
われわれの興味は、「踊れるカップル」ですが、見た目も重要。特に男性のセンスは重要。
だからもー、渡辺木戸なんて問題外・・・タンゴはまあ、ましな服装だったけど、いつも原色で、紫に黄色、とか、ピンクと青、とかなんで?という衣装が多い。似合っているとも思えない・・・木戸くんの上着の裾が中途半端にひらひらしているのがかっこわるいといつも思う。
で、今回初めて見たフランスのプシャラ/ブルザは細部までめちゃくちゃおしゃれだった。さすがフランス!という着こなし。ブルザが大人の男なんだよねええ。上着の裏地が赤い。ネクタイはプシャラの衣装と同じ柄で。怪我で欠場かと言われていたが、来日してくれて嬉しいよ。(フランス国旗をふる姿がテレビに映っているー!)
 
それから、初めて見る!カー姉弟とファイエラ/スカーリも注目の人たちなのだ。力強いところと、オリジナルな技が魅力的。カーズは美男美女というわけでないけれど、次々に繰り出されるリフトとか、ステップが非常に面白いのです。ファイエラ/スカーリは、陽気なイタリアンというカップルで、女性がリフトしちゃうというアニシナのようなたくましさを持っている。ヨーロピアンではそこで転んじゃったけど、うまくいくといいですね。
 
ハイライトはもちろん上位の戦い。ものすごい僅差。コンパルソリで抜け出しているのがカナダのデュブルイユ/ローゾン、「指の先までルンバ」(Iせ田さん談)だったということで、アルベナたちもかなわなかったよ。タンゴもすてきなんだよね。最初の、出だし、女性が引きずられながら、足を右、左とくねらせるところ。ローゾンも一歩間違うとマフィアだけど、ちゃんと着こなしている。もちろん得点も高い。
 
そして、デンコワ/スタビスキ登場。彼らのタンゴ、全てが好き。スタビスキの不良っぽいところ、よーよーねーちゃん、的な入り方、ストレートラインのぴしっとしているところ、最後にふわっとゆるめるところ。女性が氷と平行に足をのばすリフト、全てが完成された彼らの世界。得点は、ものすごい少しの差0.02差でカナダをかわした!あああ明日が見れなくて悲しい~~~
 
さて男子フリーには24人滑るんです。6人ずつ、4グループ、製氷1回。1人4分半。
これが結構長くて眠くなる。結構だれてきたところに登場はベルントソン、スウェーデン。曲はサタデーナイトフィーバー。衣装も虹色で、のりのりので、ジャンプも全部成功させた。笑顔もさわやかで、この停滞した状態をすっかり吹き飛ばしてくれた!思わずスタンディングオベーションでした。
 
その後もっと会場をわかせたのが、第3グループの最終滑走者、トマシュ・ベルネルだ。ヨーロピアンでもSPはジュベールを上回ってきた。その彼が、とんでもないことに!いきなり4-3を決めた。さらに、もういちどクワッドが入った。しかもクリーン。ことごとくジャンプを成功させて、踊れてる、すばらしいプログラムだった。
最後に1回転んじゃったのはご愛敬だけど、パーソナルベストをものすごく更新した。恐るべし。来年からもっと上手になりそう。手強い存在だよ~。今日もまた、ハートのクッションをもらって、めちゃくちゃ喜んでいた。優勝したかのような、ガッツポーズ。
 
ああ、そして、最終グループの人たちは、それを見ちゃったんだよね。プレッシャーだ!会場は、地鳴りのような盛り上がり。そのほとんどは、高橋に向けられているのだろうけど、豪華なメンバーで、くらくらしそう・・・トリノの時もこんな感じだった
。あの時はもう、プルシェンコは決まっていたけれど、今回はかなりの僅差。
ジュベールトップだし、あたしはもう、生きた心地がしない。ランビエールがまた中央で目立つスピン。
ジュベールは4回転を何度も確認しているけど、うまく決まらないみたい。ああ、神様!
 
逆転の、ライサチェクは、4回転がうまくいかなかった。後半の盛り上がるステップもいまひとつ。
ウィアーに至っては、全然ダメ。ぎりぎり6位のランビエールなんて、もうライバルじゃないと思っていたら、やはり勝負強かった。トリプルアクセルはかろうじでおりたら、その後の4回転もなんとか決めた。
フラメンコ、とっても魅力的な振り付け、とても似合っていた。これはやばい展開です。
ジュベール、もう転ぶことはできない、そんなプレッシャーを、ヒロミが感じていたよ。衣装がちょっと新しいようで、すけすけの上にかぶさる羽がなくなっていた。
あの、コウモリみたいなやつ好きだったのに。
最初に単独のクワッドを持ってきた。たたみかけるジャンプは、全て成功。
ヒロミの好きな、中盤のコンパルソリみたいなところは、やっぱりいい。
その後は、3-3に変えてきた。予定は多分4-2。ヴァリューは同じくらいなのかな?
ベルネルが2回だから、ちょっと物足りないとは思ったけど。でも!途中で彼はガッツポーズ、スピンがレベル1だとか叩かれていたけど、パーフェクトだった!
よくやった!
このプレッシャーにうち勝って、もっと強くなるよきっと。S
Pの貯金があったので、ランビエールは上回った。正直、わたしはもうチャンピオンはもらったと思った。
あとの、高橋と、バトルには負ける気がしなかったから、心静かに、ふたりの演技を見ることができた。
周囲は異様に盛り上がっていたけれど。
フリーは高橋1位らしいけど、最初の4回転は失敗だし、スピンもよろけていた。そんなに、すげーとは思わないよ。(N杯のようにやられちゃうと危ないけど)
 
フランス国歌が聴けて、幸せでした。
あとでスポーツ新聞で見た、ジュベールのコメント、2位になるのは絶対嫌だった、というのを見て、ヒロミは泣きました。4回転3回やって勝つのがいいに決まっているけど、それで転んでまた銀になるよりも、チャンスがあるのなら、絶対金を取るべきよ!
この次は、もっと強いジュベールが見れることを期待しています。ほんとに、おめでとう!
 
 
2007年4月29日
ジャパンオープン
青学アイビーホール見学後、原宿から新宿へ行って、埼京線に乗り換えて北与野駅まで行った。
結構遠い。たった1泊なのに荷物が異常に多いのは、何かを分解して隠し持っているからよ。
(膝掛けでくるんでいるからますますでかい)
ブライダルサロンで、なんで一人で来たかっていう言い訳に、「フィギュアスケートを見に来たのでついでに寄った」って言ってるんだけど、そうするとなんで一緒に見に行かないのか?と聞かれるのだよ。
するとヒロミがイケメン外人スケーターのおっかけで、きゃーきゃー騒ぐから、いっしょに来たくないと言われたとかいうんだけどね。(それはそうかもしれない)
で、さいたまスーパーアリーナは広い。相変わらず運営がまずくてパンフレット買うのにものすごく並んでいるから買わない。しかもコンペとガラでパンフが違うという強欲さが気に入らない。
 
前半が男子というのもなんかなあ。スケートファンって女性が多いのではないかなあ。
でも今はまおちゃんがいるから仕方ないか。まおちゃん見なくていいから半額に負けてくれないかな。
(前半で帰ってもよかったかも)
いきなり最初がヤグディンのグラディエーターです。昔、GPファイナルで見た迫力はもはやなく、なんだかさみしかったけど。ちゃんとやったのは織田だけか?
ジュベールは最初の4回転はすばらしくクリーンに決めたけど、あとはなんか同じ場所で2回つまづいていた。氷がいまひとつなのでは?
 
まあ、この大会は、キスクラでぬいぐるみで遊ぶ選手を見るのとか、女の子を表彰台に上げるのに手を貸すエルドリッジとか(バトルにも手をさしのべて笑いを取る)、メダルを裏側にかけられちゃって直すジュベールを見るのとか、群舞でちょっと遅れるジュベールを見るのとか(あ、これはガラの方ね)が醍醐味だからね。
女子の時はビール飲んで拍手もしないでぼーっとしていたら、となりのおじさんにいやな顔されたよ。
 
ガラの楽しみ、それはもう、ジュベールの「Love is All」を見ること。
フランスのガラでやったこのプログラムを、ユーチューブで発見して、すごく気に入った。
なんと無邪気なジュベールよ!ほのぼのとしたプログラム。マトリックスも見たいけど、こっちもねー。
そのために○○持参なのだ。オープニングは目にしみる黄緑色のシャツで、おお、これはもう、動物アロハシャツの「Love is All」に間違いない、と思いましたが。
ともこさんは、おかあさんが入院しちゃって、これなかったの。
バトルは、ドタキャンで来なかったキムヨナのかわりに2曲やってくれた。
これがまた、思い寄らないパンクロックというか、髪の毛逆立てちゃって、最初やまとくんかと思った。みんな大喜びだった。いつもの、「アヴェ・マリア」としっとりしたイメージとは全然違う!
 
そしてジュベールは、内気な好青年という感じで、もう、めちゃくちゃかわいかった~。
頭の中に、ラビズオー♪ラビズオオオー♪っていうフレーズがこだまする。
いっしょにリズム取って、拍手して、なんかそれだけでもとっても幸せでした。
これは、ユーチューブにアニメの映像があって、緑色のカエルがこの歌うたいながら仲間と盛り上がるって感じのものなのですが、それを意識してミドリ色のTシャツなんだよね。で、動物柄。あああ、はまってしまった。CDも買ってしまった。
 
ジュベールに、諏訪のお酒・・・日本画のような徳利と升のセットをプレゼントしたけど、飲んでくれたかなあー。最近原田さんがどこにもいないので、すっかりジュベールだけにはまっているよ・・・こまったこまった。