人の手入れが追い付いてない、
道におおいかぶさるように
盛大に伸びた木や草。
宅地に挟まれた
名もなき雑木林を歩いていると
見えない蜘蛛の糸が
顔にくっついたり
高い木から毛虫が
ぶら下がっていたり
蛇に出くわしたり
藪から野鳥が急に飛び立って
びっくりさせられたり
マジビビる 
そんなちっちゃな
アクシデントがいっぱい。
街中の雑木林は
どんどん削られて
宅地になっていったりも
するんだけど
植物たちは
周りがどうなろうと
いつだって
その場所で
生きる気満々
そういうエネルギーに
満ちていて
雑木林の道は面白いし、
とっても気持ちいいんだ。
そしてそこでは
たくさんの命が育まれてる。
人間の命だってそうだよね。
お日様と協力して
私たちにとって
なくてはならない
酸素を供給してくれてるんだもの。
なんとも思わない人には
なんでもない場所だけど
その場所に
感謝の気持ちを持てたなら
雑草だらけの林であっても
癒しを与えてくれる。
癒しを与えてくれるから
感謝するんじゃなくてね。
あなたのいる場所も
あなたがいてくれるから
癒しの場所なんだと思うよ。