☆エタノールと酢酸に濃硫酸を加えて加熱する

 

 

 

 

★エタノールと酢酸に濃硫酸を加えて加熱する

OH+CHCOOH→CHCOOC+H

 

アルコールとカルボン酸に濃硫酸を加えて加熱すると分子間で脱水して(脱水)結合してエステルが生成されます。上記反応の場合、CHCOOC5、酢酸エチルができます。

CHOOHのCはC=OのOに電子を引っ張られδ+を帯びており、このCにCOHの(非共有電子対をもつ)Oが結合します(カルボン酸のOHとアルコールのHが結合してHOに)。

濃硫酸はほとんどが硫酸で水がわずかしかなく、少ししかHになれないため意外なことに弱酸です。エステルは酸を加えて加熱すると逆反応が進みアルコールとカルボン酸に加水分解されます。なので上記反応は実際には可逆反応です。

CHCOOC+HO⇔COH+CHCOOH

 

アルカリを用いてエステルを加水分解した場合アルコールとカルボン酸Naとなり、陰イオンであるCHCOOにはCOHのOは結合しようとせずこの反応は不可逆反応です。

CHCOOC+NaOH→COH+CHCOONa

 

3価のアルコールであるグリセリンと高級脂肪酸(1分子のグリセリンに3分子の脂肪酸)が結合した油脂に、NaOH等のアルカリを加えて熱するとけん化されてグリセリンと高級脂肪酸ナトリウム(石鹸)がつくられます。