Q)亜鉛に水酸化ナトリウム水溶液を加える
Zn+ NaOH →
A)亜鉛に水酸化ナトリウム水溶液を加える
Zn+2NaOH+2H2O→Na2[Zn(OH)4]+H2
両辺の係数はあっていますがZn+2NaOH→Zn(OH)2+2Naなどとはできません。ZnはAl、Sn、Pbと同じく両性元素であり、NaOHと反応して、テトラヒドロキシ亜鉛酸イオン[Zn(OH)4]2-となって溶けるはずと考え直します。右辺にNaが単体で残るのも不自然です。
ここではあえて、Zn+2NaOH→Zn(OH)2+2Naという反応式を出発点として考えてみることにします。
NaOH水溶液中で右辺のZn(OH)2と2Naを
Zn(OH)2+2NaOH→Na2[Zn(OH)4]
2Na+2H2O→2NaOH+H2
などと考え、まとめると(あらかじめ左辺に2H2Oをつけ加えて)
Zn+2NaOH+2H2O(→Zn(OH)2+2Na+2H2O)
→Na2[Zn(OH)4]+H2↑
以下のようにはじめから二段階に分けて考えることもできます。
Zn+2H2O→Zn(OH)2+H2
Zn(OH)2+2NaOH→Na2[Zn(OH)4]
これらをたし合せて、両辺からZn(OH)2を消去して
Zn+2NaOH+2H2O→Na2[Zn(OH)4]+H2↑
ただ実際には、Znは常温の水とは反応しません。
常温の水と反応する金属はLi、K、Ca、Na
沸騰水と反応するのはMgです。
Al、Zn、Feは高温の水蒸気としか反応しません。
Niよりイオン化傾向の小さな金属は水とは反応しません。