連休が終わった。
毎年のことだけど、
この時期になると、何かがふっと抜けていくような感覚がある。
春の緊張感が一段落して、
静かだけど少し物寂しい風が吹く。
新緑の明るさに反して、内側は少し影を引いているような――
そんな感じ。
何をしたわけでもないのに、
ちょっと疲れてる。
人に会うのも、言葉を交わすのも、
ほんの少し億劫だったりする。
でも、それでいいと思っている自分もいる。
無理に元気を出すより、
無理に予定を詰めるより、
ただ「なんとなく」なこの感じを大切にしていたい。
目覚ましを止めてから、
ぼんやりと天井を見ている時間とか、
湯気の立つコーヒーを見つめている時間とか、
そういうのが、なぜか今の自分にはしっくりくる。
焦らなくていい。
まわりと比べなくていい。
ちょっと遅れてもいい。
そんなふうに思える日があってもいい。
5月って、
誰かと競わないでいられる気がして、
ちょっとだけ好きな月かもしれない。
いろんなことを「どうでもいい」と思う日もあるけど、
その「どうでもいい」は、
たぶん、自分を守ってくれてる言葉なんだと思う。
もう少しだけ、このやわらかい5月の空気に身をゆだねてみよう。
何も決めないまま、少し歩く。
風に吹かれて、ちょっとだけ深呼吸して。
それだけでも、今日という日が“整う”ような気がしている。

