今日もまた暑い日が始まった。
朝の6時、アラームの音が無情にも鳴り響き、目を覚ます。
窓の外を見ると、もうすでに太陽が輝いていて、一日が始まったことを実感する。
真夏のこの時期、ただ外に出るだけで汗がにじみ出るような暑さが続いている。
それでも、会社に行かなければならないという現実が待っている。

朝のルーチンをこなし、シャワーを浴びてから冷たい水を飲む。
この瞬間だけが少しの安らぎを感じる時間だ。朝食は軽めに済ませ、スーツに着替える。
玄関を出ると、まるで熱気の壁にぶつかったような感覚が襲ってくる。
涼しい家の中から一歩外に出るだけで、肌にまとわりつく暑さにうんざりする。

 

駅までの道のりは約15分。
その間、通りを行き交う人々も皆、同じように暑さに苦しんでいるように見える。
通勤電車はさらに過酷だ。
駅に到着すると、既にホームには多くの人々が列をなしている。
皆、無言でスマートフォンを見つめたり、イヤホンを耳に差し込んで音楽を聴いている。
その姿は、まるで現実から少しでも逃れようとしているかのように見える。

 

 

電車に乗り込むと、まるでサウナのような暑さが待っている。
エアコンが効いているはずなのに、人の多さと熱気でほとんど意味をなしていない。
車内の空気は重く、息をするのも一苦労だ。
毎日、この状況を耐え抜いている自分を少しだけ誇りに思う反面、なぜこんなに苦しまなければならないのかと疑問に思うこともある。

 

会社に到着すると、エアコンの効いたオフィスに入り、やっと一息つくことができる。
しかし、仕事が始まるとまた別の苦痛が待っている。
忙しい業務に追われる中で、ふと窓の外を見ると、青い空と真夏の日差しが広がっている。
外の世界が遠く感じられる瞬間だ。

 

同僚との会話も、暑さと仕事の話題ばかりだ。
「今日も暑いですね」「本当に、この暑さにはうんざりしますね」というような言葉が飛び交う。
皆、同じ苦しみを共有しているのだと思うと、少しだけ心が軽くなる。

 

昼休みには外に出る気力もなく、オフィス内で簡単な昼食を済ませる。
午後になると、疲れが一層増してくる。
頭がぼんやりとして、集中力も欠けてくる。
それでも、なんとか仕事をこなし、定時を迎える。

 

帰り道も同じように暑い。
駅に向かう足取りは重く、家に帰るとシャワーを浴びて一息つく。
それが今日の唯一の楽しみだ。リビングで冷たい飲み物を飲みながら、一日の終わりを感じる。
明日もまた同じような一日が待っていることを思うと、少し憂鬱になる。

 

だけど、がんばって毎日を過ごしている自分を、ほんの少しだけ褒めてあげたい。
毎日の通勤がどれだけ辛くても、その先に何か小さな喜びや達成感が待っているかもしれない。
そう信じて、明日もまた頑張ろうと思う。

 

 

 

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