ゆるせないと思っていた相手。実は一番ゆるせなかったのは… | Remember the Blue ー光の青に還るー

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心理学やスピリチュアルなどたくさんの分野から“生きやすさのための方法”や”なぜ生まれて、生きているのかという真理”を探求してきたました。エイブラハムの法則など宇宙の法則を実践しながら、リアルなプロセスと気づきをシェアしていきます。(^^)/

前回、「ゆるそう」と呼びかけた私ですが、


正直に言うと。。私はまだ、強烈に“ゆるせない”気持ちが湧いてきました。

夜中に、悪夢でうなされてしまうほど。。

 

「親をゆるせない」
「あの人をゆるせない」
「土下座されてもゆるさない」
「一生ゆるさない」

 

そんな黒い感情が、胸の奥でふつふつと渦巻く。

でも、ある日ふと気づいたのです。

私は、私をいちばん許していなかった。

 

ゆるせないの正体は“相手”ではなく、自分だった

私はこんなふうに気づきました。

  • 「母を許せない」
     =「こんな母を選んで生まれてきた自分を許せない」
     

  • 「夫をゆるせない」
     =「夫を選んだ自分をゆるせない」
     

  • 「騙した人をゆるせない」
     =「騙されるほど未熟だった自分を許せない」
     

  • 「バカにした人をゆるせない」
     =「バカにされてしまった自分を許せない」

結局のところ、
私はずっと “自分に矢を向けていた” のです。

相手を恨んでいるつもりで、
自分を刺し続けていただけ。

 なぜ“自分を責める”という形になるのか

たとえば、
虐待を受けた子どもが「悪いのは自分だ」と思ってしまうように、

人はあまりに苦しい現実の前で、こう判断します。

 

「相手が悪い」より
「自分が悪い」ほうが、生きられる。

だから、自分を責める。
自分を罰する。
自分を最低だと思うほうに逃げる。

私もずっとそうして生きていました。

 

 “情けは、人のためならず” の本当の意味

「情けは相手のためじゃなくて、自分のため」

 

よく聞く言葉だけれど、これは情け”ゆるし”に変えても

同じことがいえると、今なら心からわかります。

 

ゆるしとは、

 

相手を正当化することではない。
なかったことにすることでもない。

ゆるしとは――

あの時の自分を、責めるのをやめること。

過去の自分の手を
もう一度そっと取り直すこと。

 

あの時の私に、

「大丈夫だよ~」
「よく生きてくれたね」と言ってあげること。

 

ゆるしとは、
自分を冷たい牢屋から解放する行為 なのです。

 

私は、私をゆるすという“ほんとうのスタート”に立った

ゆるせない気持ちがあっていい。
怒りがあっていい。
黒い感情があってもいい。

 

ただひとつだけ。

“自分を責め続けるのは、もう終わりにしていい”

 

そう気づいた瞬間、
心のスペースがふっと広がりました。

ゆるしは、完璧じゃなくていい。
一気に100%じゃなくていい。

 

ただ、
“私を罰するクセ” を少しずつ手放すこと。

 

それが、私にとっての
本当のゆるしのはじまり です。

 

それは、絶対に、あなたにとっても。