そのむかし・・

 

イベントや結婚式の

司会の仕事をしていたことがあります。

 

当時、まだ英語を話す司会者が少なかったので

少し重宝がられていたのかと思います。

 

最初に研修を受けたのですが

教育担当の先生は、

現役の人気司会者さんでした。

 

その方がマイクでひとこと言葉を放つと

一瞬で場の空気がかわるのがわかりました。

 

当時の私には、まさに神のような存在でした。

 

教えていただいた中で

印象に残っている一つが

 

「ふつうの言葉で話すこと」

 

例えば、

 

「後方の扉」 なら 「うしろの扉」とか。

 

「ご祝辞を賜る」 なら 「お祝いのお言葉をいただく」

 

というふうに。

 

レストランウェディングや

ハウスウェディングが多かったのもありますが

 

ふつうの言葉の方が

スムーズに聞き手に入っていくし

場も和むからです。

 

似た話を、ある看護師さんからもお聞きしました。

 

入院している患者さん

痛みや苦しみを抱えている人にはとりわけ、

 

ふつうの言葉で。

 

「痛い?」

 

と、よりフランクに話すそうです。

患者さんも気をつかわずに済みます。

 

これ、お客様対応でも大事なこと。

 

社会人経験が浅いと、

つい、きちんとした言葉をつかわないと・・

 

と思うものです。

 

私も、いぜんは先輩社員宛ての電話に

 

 「かわはらは、本日終日不在となっております」

 

なんて、平気で言っていました。

 

でも、オフィス内で仲間と話すとき

 

「かわはらさんは、本日終日不在だよ」

 

とは言わないんです・・よね

 

きちんとした言葉は敬語に任せておいて


「終日不在」なら

 

「かわはらは、今日は休みを取っております」

 

で、OKなんです。

 

あなたが伝えたいことが、スムーズに伝わるように。

 

ふつうの言葉なら、こちらも気構えなくていいですしね。