先日、身内に不幸があり、遠路はるばると
田舎のお葬式に出向きました。


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こんな感じの一面雪景色。
私の田舎ではなくて、主人の方の田舎だったので
初めてお会いする親戚の方々ばかり。
割とご高齢の方も多かったのですが、
何人かとお話させていただいて、
皆さんほんとにいい方ばかりでした。





その中で私が唯一、きちんと話した方がいて
80歳の女性なのですが、
その方は独身の頃からずっと同じ仕事を続け、
退職後はボランティアで寝たきりの高齢者の
食事を作ったり、遊び相手をしているそうです。






話せば話すほどに、その人の人柄の温かさや
人生を楽しむ姿勢がまさに私の理想で
本当に素敵だと思いました







お葬式も、ところ変われば品変わる、とは
まさにこの事で私が経験したことのない
様式。
分からないことが多く、その女性に

分からないので皆さんの真似をさせて
いただきますね、

と言うと、



私も80年生きても分からないことだらけよ
人間生まれた時からずっと真似をしてるのよ
私も今でも真似ばかりよ



と仰っていて、その言葉が妙に記憶に
残り、忘れたくなくて記録しておきます。




人間というものについてとても謙虚に
表現された80年生きたからこその言葉だと
思ったからです。




私は教養があるから、とか
私はきちんと教育を受けたから、とかいうのは
人間の驕りで、結局は誰かの真似をして
自分のものにしているということや


きっと天才と言われる人々でさえも
最初から何かを生み出したわけではなくて
周りの影響の中で何かを生み出していっている




要は人は1人では生きられませんよ、
ということを教えてくれたような気がして

最近人間関係の断捨離をしようとしたり
周りの人間に背を向けがちな私が
今出会うべき言葉だったような
気がしたからです。






…そこまで深く意味があるかは
わからないけど(笑)





少なくとも私は、そう捉えました




私は田舎の人が好きです。


きっと都会みたいに物に溢れていないからこその
そこまで便利すぎない中での
自由に、豊かに暮らす方法や考え方を
体得されているから。







都会は物が豊かで
新しい物が沢山あって、本当に楽しい場所。
私も結局都会が好きでここに住んでいますが、
田舎にいる両親を見ていて
田舎の暮らし方に憧れも抱きます。










久しぶりに山を越えて出逢った人の言葉に
心が揺れた、出来事でした