令和7年3月28日
とてもとてもお世話になった上司の方が退職されました。
この方は、私が悪性リンパ腫で辛い入院生活を通算2年〜3年ほど過ごしていた時に、会社へ病状などの報告をする上司でした。
お忙しいのに、その時の私の体調、不安、状況などの報告を時間を気にせず聞いてくださいました。
そして、いつも励ましてくださいました。
また、本来は傷病休暇が1年6ヶ月のところを1年9ヶ月まで延長することを会社に掛け合ってくれた方でもあります。
いま、私が会社に身を置いていられるのもこの方のおかげです。
感謝してもしきれません。
会社の常務でありながら、気さくに声をかけてくれて、体調を気遣ってくれました。
常務は私にだけでなく、どんな人にも愛ある態度で接することのできる方で、誰からも尊敬されていました。
退職の挨拶の時、社内のほとんどの人は泣いていました。
私は大号泣です。
たまたま廊下でばったり出会って、その時に個別に挨拶をした時も、廊下で周りの人が見ているのに私は泣いてしまいました。
こんなに退職される方に対して泣いたことはないです
昨年1月に奥様が脳梗塞で倒れ、何度かの手術末、現在は要介護状態となりました。
時々、私が入院して動けなくなり、リハビリの末、現在会社で仕事をするまでに至った経緯をお話ししていました。
私が入院時、周りからは意識がないと見えても、本人は聞こえていること。
リハビリを頑張っても頑張っても、なかなか成果が出す落ち込んだこと。
私の旦那ちゃんの心無い言葉、態度。
誰かにやってもらって助かったこと。
嬉しかったこと。
悲しかったこと。
希望を捨てなかったこと。
などのことをお話ししました。
常務は「すごい参考になるよ。そうだよなぁ」
とこれから自分が奥様と向き合う時の参考にされたのかもしれません。
(参考になったかな。なったならいいな)
そして、この3月28日、常務は奥様の介護のため、会社を退職することに決めたそうです。
勇気のいるご判断だと思います。
介護のためにバリアフリーの家も購入されたとのこと。
どうか奥様がご自分の希望するくらいまで回復しますように。
そして、常務も介護疲れのないように、一緒にいて楽しい生活でありますように。
お二人ともお幸せになってほしいです。
常務には本当に本当にお世話になりました。
ありがとうございました。
今後の健康とご多幸をお祈りしています。