父が亡くなってから、早2週間と少し。
会社にいる時は、普通で居られるけど、帰りの電車の中では父のことを考えずにはいられない。
自問自答の時間。
私の腰の激痛から始まった、悪性リンパ腫闘病。
その間、ずっと、寄り添ってくれた父。
励ましてくれた父。
だけど、父の親友は言いました。
「ものすごく、心配していたんだよ。
心配だ。
不安だ。
と話していたんだよ。
本当に心配していたんだよ」
と。
父は私の前では、常に、前向きな言葉をくれました。
でも、その心労はものすごかったと思います。
そして、何往復も自宅と私の家を行き来してくれました。
病院との往復も、何度も何度も。
私が病気になったから、そのストレスが引き金になってしまったのか。
血管内に血栓ができるようなことをしてしまいました。
そういえば。
父は
「肩が上がらない」
って言っていたかなぁ。
疲れかと思っていました。
私は自分のことしか考えていなかったと思います。
自分が死にそうになっていることしか、考えていなかった。
父が疲れていることなんて考えていなかった。
もう少し、父の体調に気をつけていれば。
自分のことだけじゃなくて、せっかく父と一緒に病院に行っていたんだから、ついでに受診することを考えていたら。
自分の結果だけじゃなくて、父の症状にも、もっと気を巡らせていれば。
父よりも、もっと歳をとった人たちが、楽しそうに歩いているのを見ると。
なぜ、父だったのか。
あんなに、優しくて。
あんなに、かっこよくて。
あんなに、強くて。
あんなに、楽しい人で。
あんなに、みんなに慕われていて。
なぜ、父だったのか。
どうして、お父さんはここに居ないんだろう。
たられば、の自問自答は、いつか、答えが出るんだろうか。
父に会いたい。