優先席に座っていた足の悪いおじさんが私に、
「ここ、座りなさい。
ボクは次で降りるから。
無理しないでいいんだよ
」

と言って、席を譲ってくれました。
私は復職してからヘルプマークをかばんにつけています。
一度、歩き始めてコツがつかめれば、普通に歩けます。
でも、踏ん張れないので急停車されたら転びます。)
そんな私のヘルプマークを見て、足の悪い、杖をついたおじさんが私に席を譲ってくれたんです

感謝しかありません。
ちなみに、その隣の席の男の人は、私とおじさんのやりとりが始まったら、急に寝はじめました

どゆこと?

そして、本当に次の駅でおじさんは降りて行きました。
再度、感謝を述べました。
ありがとうございます

そして、
世の中捨てたもんじゃないなぁ

とほんわかした気分で乗り換え駅に着きました。
そして、気分良く乗り換えをしたんです。
と、ここから、また愚痴になっちゃいます。
乗り換え駅からは、かなりの混雑ぶりでした。
そのせいなのか、その人の人柄なのか。
またもや、おじさんです。
背丈は私と同じ(いや、ちょっとおじさんの方が小さいくらい)ようなおじさん。
年は私よりも10歳は年上な感じ。
そのおじさんは私のことを邪魔だと思ったようです。
肘で私の方をグリグリしてきて、
「もっと、場所を開けろよ」的な、無言のアピールをしてきました。
でも、混雑していて、もちろん私の後ろにはぴったり人がたくさんいます。
もう、これ以上は動けないし、むしろ、そのおじさんの周りは人が薄い感じでした。
電車が走り出してからは、一層、そのおじさんの私への攻撃は強まりました。
ずっと、私に寄りかかってくるんです。
(っていうか、胸に肘が当たってるんですけど
)

だから、踏ん張れない私はちょっとよろけてしまいました。
すると、そのよろけた感じが、おじさんをわざとかわした感じになりました。
ブレーキも何もない、至って普通の電車内で、そのおじさんだけが転びそうになりました。
おじさんと私だけがよろけたんです

そこでわかったんです。
「この人、やっぱりわざと私に寄りかかってたのね
」

って。
でも、おじさんは逆ギレしたみたいです。
それから、私が駅で降りるまで、ずっと私を見てました。
ガン見です。
睨んできていました。
なんで私が睨まれないとならないのか理解できません

なので、私もおじさんをガン見しました。
文句があるなら言ってみろ、と思いながら。
側から見ると、私とそいつは見つめ合ってるみたいです

もう。
最悪です

さっき、別の電車で素敵なおじさまに席を譲ってもらったのに。
こっちの電車では最悪なおじさんに遭遇するなんて。
最悪なおじさんは会社や家庭でも最悪なのでしょうね。
可哀想なおじさんです。
そいつと素敵なおじさまに会うのが順序が逆なら良かったのになぁ
