私と旦那ちゃんの診察が終わり帰宅した。
さあ、まずは義母へ報告しないと!
義母は私が乳ガンになり、抗がん剤コースになりそうだ、と話をしていてとても心配してくれていた。
因みに義母は義姉家族とすぐ近所に住んでいる。
帰宅してしばらくしてから、旦那ちゃんに言ってみた。
「ねー。お義母さんへ報告しないとね。旦那ちゃんの病気も手術だし、すぐに報告するよね?」
「ん~。そうだなぁ…」
何だか乗り気じゃないみたいだけど……
「じゃ、行こ!」
「………………うん。」
と、とりあえず義母宅へ報告しに行くことにした。
まずは、私について。
「今日、診察でした。ホルモン療法になりました。抗がん剤はしないそうです!」
「あ~よかったよぉ(*^^*)そう!よかった!」
と、とても安心したようだった。
私もホルモン療法と報告できてよかった。
義母は膝の人工関節手術をしてから、畳に座れず、椅子やベッドに腰掛けてる。
「あの!それで、今日は他にも報告が……旦那ちゃんも病院に行ってきて、検査結果が出たんですが……」
「あ~どうだった?やっぱり腰か?」
「いいえ。びっくりなんですが、首の脊髄に腫瘍が見つかって、手術しないとならないんですって。」
「え!」
(義母は腰掛けていたベッドからずり落ちてしまった。)
その後、今日聞いてきた説明を義母にも伝えた。
ものすごい動揺していた。
当たり前か。
私とは違い、実の息子だもんね。
義母が何度も詳しい話を聞きたがっていた事と、自分の人工関節手術の時の経験談などを話初めて、どんどん話が逸れてきて旦那ちゃんが機嫌悪くなってしまったので、とりあえず今日は報告、ということで帰ってきた。
義母への報告も済み、それから夫婦でそれぞれ旦那ちゃんの病気についてネットで調べまくった。
珍しい病気のためか、全く体験談がない!
脊髄神経の専門ホームページなどがあったけど、難しくてよく分からなかった。
実際の体験談があったら参考になるのにな……(・・;)
珍しい病気なんだって、改めて思った。
しかも、脊髄神経専門ホームページの内容も難しいながら見ていると、やはり難しい手術だし、術後もリハビリが大変みたい。
旦那ちゃんは大丈夫かな?
1ヶ月前から私の病気であたふたしていた。
なのに、まさか私の手術後すぐに旦那ちゃんまでが病気を発見してしまうなんて。
こんなこと、ってあるの?
まさか、ホントに?
どうしよう(ToT)
気分は暗くなったけど、とりあえず旦那ちゃんは良性だし(((^_^;)
手術して治してもらおう、って思った。
まあ、それは本人じゃあないから簡単に思ったんだよね。
当事者の旦那ちゃんは無言だったけど、とってもビビったに違いない。
私が抗がん剤コースじゃあなかった、と報告しても、何だか上の空だった。
旦那ちゃんは、今までは首、肩~足先まで感覚異常でも普通に行動していたけど、さっき告知されてから、急に庇うようになった。
自分の首脊髄内に腫瘍がある、って言われたら、やっぱり庇っちゃうよね(・・;)
私は自分の癌のことは吹き飛んで、旦那ちゃんの症例について調べまくりだった。
まあ、良い方に考えたら
・今回私が自分で乳ガンを発見して手術することになった。
・自分も倒れるわけにはいかない、と旦那ちゃんも病院に行ってみる気になった。
・結果、二人とも病気発見、手術
と、こんな感じで、私が乳ガンに為らなかったら、旦那ちゃんはずっと病院に行かず、大袈裟に言えば、突然倒れて、死んでいたかもしれない。
病気にならないのが一番だけど、発見できて治療できる、っていうのが救いだ。
因みに、首や腰の異常で検査しても、原因を特定できる人は2割位しかいないらしい。
腰痛、って結局原因不明で、対処療法になっちゃうみたい。
しかも、患者本人から『○○を調べてほしい』って医師に言わないと、詳しい検査はあまりしないらしい。
過剰診療になっちゃうからかなぁ?
だから、旦那ちゃんは根治治療ができるから良かった、と思うことにした。
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