抗がん剤コース? | どうしてこんなことに⁉️乳がん、悪性リンパ腫、再発、造血幹細胞移植、腎機能障害、脳転移 その後

どうしてこんなことに⁉️乳がん、悪性リンパ腫、再発、造血幹細胞移植、腎機能障害、脳転移 その後

2013年乳ガン。2017年10月悪性リンパ腫発症。2019年悪性リンパ腫再発。造血幹細胞移植。その後、脳転移。腎機能障害。
(2023.9現在)中学生と大学生のママです。
日々のことで色々思うことを綴ってます。

術後、第一回目の通院だった。


今日は両親も一緒に行く、と言って付いてきてくれた。

いつものように再来機で予約表を出し、外科外来へ持って行った。


また一番最後かな?
最後の時っていつも最悪のことしか言われてないから…

待ってると緊張で吐き気がする(;´д`)

一時間位で呼ばれた。


「ちぇいぴぃさん、どうぞ」
(うお~。呼ばれた。)

診察室に入って、まずは傷口のチェック。
傷口は問題なし。

リンパ液の溜まり具合は……問題なし。

注射針で抜かれたリンパ液は、2CCだった。


洋服を着て椅子に座るように言われた。
O先生は母が一緒来ているのが見えたみたいで、

「お母さんも一緒に聞いてもらったら?」
と言ってくれた。

私は緊張のあまり、母を診察室に入れるのを忘れて、サッサと一人で入ってきてしまっていた。
(どんだけ、緊張してたんだろ。)


洋服を着て、椅子に座り、母も一緒に診察室に入ってきた。
と、O先生がおもむろにパソコンをマウスでカチカチとやりはじめた。


「え~。病理結果ね。まずは、エストロゲン、プロゲステロン、共に95%。陽性ね。her-2は1+。陰性ね。……。。。今後の治療なんだけど。。。。。。…………………抗がん剤ね。TC療法というのがあります。タキソールとシクロフォスファミドね。この抗がん剤が候補になります。」

「え?抗がん剤?え?ホルモン療法じゃなくて?え?」

「う~ん。まだわからないけど。やることになった場合は、TC療法ね。」

「それって、いわゆる抗がん剤、っていうことですか?」

「そう。抗がん剤です。副作用としては、髪の毛が抜けます。これは必発ね。他には、吐き気、浮腫み、白血球減少…………」

「それは必ず?間隔は、どれくらいですか?」

「4週で1クール。これを4クール。」

「…………よく分かりません。もう一度説明して下さい。」

(もう一度説明してもらったけど、やっぱりわからなかった。いや、頭に入ってこない。)


すごく動揺していた。

隣で一緒に聞いている母は、もっと理解できていないようだった。


乳ガンの告知を受けた時にもらった冊子には、抗がん剤のこともきちんと説明されている。

でも、私は手術前に、術後はホルモン療法、と言われていたので抗がん剤のところは見ていなかった。


抗がん剤について質問したいけど、何をしたらいいか、わからない。
言葉が出てこない。


質問出来たのは、
・抗がん剤の投与間隔
・副作用と効果
・抗がん剤の名称と療法名


もう、どうしていいかわからない。


O先生は
「まあ、今、追加で病理検査に出しているものがあるから、その結果次第だね。今日は説明はここまでにしよう。正式に抗がん剤となったら、また詳しく説明します。」


私が動揺したからか、まだ抗がん剤と決まったわけじゃないからか、説明はそこで終了となった。

次回の予約を取って、診察室を後にした。


抗がん剤。
そんな説明が今日あるなんて思ってもみなかった。

私は抗がん剤を受けなきゃならないの?
信じられない。


母は事の重大さがわかってないみたいだった。
まあ、母自身が抗がん剤を受けるわけじゃないし。


病院から帰ってくる間
「ねーねー。抗がん剤って?やるの?正式名称は何だっけ?」

なんて質問してくる。


何だかイライラした。


さっき一緒に説明聞いてたじゃん。
私は今、動揺してるし、落ち込んでるし、ホントは泣き出しそうなの。
お母さんに説明してる場合じゃないの!

父は一緒にいなかったから、解るわけがない。
私の雰囲気からオカシイと思ってか、励ましてくれている。
でも、やっぱり今は励ましの言葉もいらない。


とにかくなにもかも嫌!

抗がん剤なんて聞いてない!
予測もしてなかった。




私はやっぱり癌患者だ……







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