入院手続きもすんで、ベッドのある大部屋にきた。
この病棟は疾患に関わらず、女性のみ！
病棟の案内と、明日の手術の説明を受けた。
やはり、温存ですることにした。
昼食後、明日の手術の『センチネルリンパ節生検』の為に、事前検査があった。
核医学室で行われる『ラジオアイソトープ注射』『核医学検査』
何だかネーミングが怖い(￣▽￣;)
ラジオアイソトープ注射はUちゃんに聞いていたけど、どのくらい痛いかは、かなり個人差があらしい。
かなり痛い、という人が大多数だが、Uちゃんは全く痛くなかったらしい。
出来たら、やりたくないなぁ(￣▽￣;)
トイレに行こうとフラフラ歩いていたら、明日の手術に参加してくれる女医さんに呼び止められた。
「あ、ちょうど良かった(^-^)/呼びに行こうと思ってたの。気分はどうですか？」
「普通です。」
「あら、良かった。じゃあ、このまま検査室に行って、サクッと検査してきちゃおうか？」
「え！。。。(゜ロ゜)。。。分かりました。」
こんなノリで検査に出発した。
まずは、エコー室。
明日の手術で実際にメスを入れる箇所の位置決め。
癌があるところをエコーで確認しながら、紫色のマジックで乳房にお絵描きされた。
そこでも、主治医のO先生がエコーを見ながら、
「やっぱりこの癌を見過ごすなんて、信じられない(´・д・｀)君は真面目に毎年検診を受けていたのに…ホントによくぞ自分で見つけたね(^-^)v」
なんて話をされていた。
エコーでのマーキングも終わり、いよいよラジオアイソトープ注射に行くことになった。
下の階に降りながら、
「注射、って痛いですか？」
って聞くと、真顔で
「痛い、ね。(-.-)」
と。
「注射時間は何秒ですか？」
「ん？知らないよ。数えたことないし。」
「え～。数を数えて頑張ってみようかな、って思ったのに。」
「じゃあ、10秒、だ。」
「分かりました。じゃあ10秒頑張ります！」
（だ～る～ま～さ～ん～が～こ～ろ～ん～だ！で10秒かぁ。なら、大丈夫かな？(;´д｀)）
っていう意味のない会話をして核医学室へと向かった。
核医学室に入ると、黄色い専用スリッパに履き替えた。
早速、氏名の確認をし、核医学検査機に寝るように指示された。
核医学検査機はMRIやCTみたいだけど、ちょっと形が違う。
検査するときは、板が顔の上、ギリギリまで迫ってくる。
ただ、寝ていればいい。
問題はラジオアイソトープ注射！
検査技師さんにも同じように質問してみた。
「この注射って、皆さんどんな感じですか？」
「ん～(゜ロ゜)皆さん痛い、って言いますね。叫んだり、飛びはねたりする人もいるかなぁ(-.-)」
_<)）
と、話していると、O先生が現れて
「よーし。始めようか！」
と。
私、「え、もう？(゜ロ゜)」
「検査するから、ここにいるんでしょ？すぐやるよ！」
私、「。。。はい(-_-;)」
先ほどの女医さんも一緒だった。
女医さんに質問した。
「ラジオアイソトープ注射液ってどのくらいの量ですか？」
「見せようか？」
と、これから打たれる注射を見せてくれた。
銀色のトレーに銀色の細い注射が2本乗せてあった。
注射は、冷たいイメージ…
と、O先生が、
「この注射を乳輪付近に2本同時に刺します。一気に行くから、頑張って。
そのまま、約30分、検査機に入っていてもらうから、絶対動かないように。」
もう、質問で粘ってみてもダメだった(￣▽￣;)
機械のベッドに寝転がり、右腕を額に付けて、乳房が無防備にさらけ出された。
「じゃあ、行くよ！痛いよ！頑張って！」
チクッ！！！！！
（ん？ん？ん？。。あ…!！）
「いーーーーーだあぁぁぁーーーーーー
いぃぃぃ。。。。。。。。。」
思いっきり、叫んでしまった！
何ていうか、乳首が沸騰して、爆発しながら、乳首ミサイルになってぶっ飛んでいっちゃうような位、痛かった。
いや、痛いというより、衝撃だった。
出産を2回経験したけど、このラジオアイソトープ注射の痛みは別格！
一点集中の痛さだった。(￣▽￣;)
注射時間は…。。。わからなかった(￣▽￣;)
多分、10秒ね。
今となっては、もういい。
痛さは注射だけじゃなかった。
注射されてから、ジンジンドクドクズキンズキン、と液が流れきるまで、約15分間続いた。
核医学検査機の中で、身動き出来ない状態で、痛みの為、ただ、条件反射で涙が流れてきていた。
途中、技師さんに涙を拭いてもらった。
「15分経ちました。後、15分間頑張って」
と声をかけてもらった。
その時に、おっぱいの激痛が取れてきたことに気づいた(^-^)
（あ～、後15分かぁ。もう大丈夫だなぁ）
っていう具合で、ラジオアイソトープ注射という第一関門をクリアした。
とにかく私には激痛な検査だった。
痛み、ってホントに人によって感じ方が違うんだなぁ(￣▽￣;)
今日は、この検査で終わり！
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