夜、最後に床掃除するとき、寿司場のある一点にはいつも米粒がこびりついています。
私の持ち場じゃないから、何だろうっておもってたら、
『ああ、それは川崎さんが寿司握ってた場所だよ』って教えてもらいました。
川崎さんはこの道40年のベテランの寿司職人です。川崎さんの仕事はとにかく早い、リズムよい、テンポよい。
そんで、リズムを刻んでいるうちにその小刻みなステップで、ちょっと落ちたご飯粒を何度も踏み潰しているっていうわけです。
そのご飯粒の後は川崎さんの仕事の後の形跡って感じがして、ああ、今日もかわさきステップが刻まれたなあと思いながら磨きます。
今日私の友達が食べに来てくれました。うれしいよりも、すっごく緊張してました。
それで、後で川崎さんに行ったらなんでもっと早く言わんかったんや!もっと出してやったのに!ってちょっと怒られました。
友達が、あのげんげの一夜干しを最初に食べてくれました。
今日からズワイガニが日本海の北のほうで解禁です。





