ラスアルハイマは、
7つある首長国のうちの1つで、
アラブ首長国連邦の最も北に位置する。
デーツが名産品で、
農業が盛んだが、
近年はリゾート開発も進んでいて、
ドバイなどから気軽に来る事ができる人気の観光地となっている。
農業が盛んなだけあって、
自然も豊かなこの土地は、
一部で開発が進んでいるとはいえ、
まだまだ結構な田舎。
ドバイとはかなり雰囲気が異なり、
とてものどかでのんびりとした首長国だ。
そんなラスアルハイマでマラソン大会が開催されるというので、
ドバイから1時間ほど車を飛ばしてやって来た。
来賓席に紛れ込む。
そして紛れ込んだついでに、
ちゃかり写真を撮ってもらう事に成功。
これ↓
いつも大変お世話になっている、
在ドバイ日本国総領事館の梅澤総領事。
そして、
左側にいらっしゃるのが、
何とこのラスアルハイマの王様、
サウード・ビン・サクル・アル・カースィミー。
まさか、
王様と記念写真撮れちゃった。
このラスアルハイマという首長国、
王族であるシェイクと国民の距離が非常に近く、
今回のような催しの際には、
一般の人でも、
王族に気軽に接する事が出来るのだという。
この写真を撮った時も、
仰々しい護衛というのは特になく、
「こんなに普通で大丈夫なのか?」
と思ってしまうくらい無防備だった。
ドバイでは絶対にあり得ない。
それでも、
こののんびりさ加減と親しみやすさにはとても好感が持てる。
そして、
そんなのんびりしたラスアルハイマが催すマラソン大会は、
やっぱりゆる〜い感じ。
これ↓
コースは、
3kmと5kmの2つのみ。
キックボードで🛴参加する者、
ローラースケートで参加する者。
ベビーカーに赤子を乗せて参加する者と、
参加者のスタイルも様々。
もう何でもあり。
そんなゆるいルールのマラソン大会は、
ゆるくはじまって、
ゆるく終わった。
僕はずっと王様につきまとっていたので、
肝心のマラソンには参加しなかったが、
記念のメダルとバナナを獲得した。
完全な近代都市として急発展を遂げるドバイ。
そのドバイと同じアラブ首長国連邦にあり、
古い中東、本来のアラブの面影を強く留める、
ドバイとは対照的なラスアルハイマ。
ここは、
いつまでもずっとこのままであってほしいものだ。