こんばんは(*^^*)
先週の日曜日に栄養療法の第一人者溝口徹先生など、治療に栄養療法を取り入れている先生方の無料講演会に行ってきました
講演は午前11時から開始ですが私は午後から参加しました
基本講演の内容の資料などは一切なく手書きのメモしかないので箇条書きになってしまいますがまとめておきます
今回もやや字が多めです
不妊治療を専門とされる花岡先生の講演の内容は鉄でした
鉄については藤川先生の本の記事(うつパニックは鉄不足が原因~185cc減薬)でも書きましたが、内容的にはほぼ同じ、
全世界で鉄は慢性的に不足
鉄不足でパフォーマンスが下がる
貧血じゃないけど鉄不足の潜在的鉄欠乏症
処方される鉄剤は吸収率が低く、吐き気などが出やすいからヘム鉄を摂る
とにかくタンパク質が足りてないから肉や魚を食べよう
また少し別の内容としてはビタミンDは妊娠との関係で大きなエビデンスあり
溝口先生は子供の発達障害について
発達障害は標準・普通から少し外れているけれど、それは異常・病気ではないこと
治療は特徴の理解と環境の整備と投薬とされているが投薬には弊害が多い
発達障害は治らないものではない、脳は発達することができるのでその発達を促すことが大事
発達障害の人の脳はある部分が突出していて秀でている部分があることが多い
それは特徴的な代謝を促し消化すること、特徴的な偏った凸凹した発達があるから
栄養療法はその秀でた部分を消さずに安定させることができる
溝口先生はブログに内容をまとめてくれていたのでリンク貼っておきます
主治医が見つかる診療所に出演されてる姫野先生は線維筋痛症について
線維筋痛症の原因はシグナル誤作動と言われているがなぜ誤作動するのか
栄養障害に基づく細胞機能の破壊が原因
栄養素の不足
酸化ストレス(活性酸素)の亢進
潜在性感染(マイコプラズマ)
病巣感染
有害金属の蓄積
腸内環境の悪化
線維筋痛症の方は冷え性が多い、慢性的な栄養不足
セロトニン、ノルアドレナリンが痛みの緩和に働くがセロトニン、ノルアドレナリンとも原料はアミノ酸(タンパク質)
線維筋痛症の患者にはプロテイン、ヘム鉄、マルチビタミン、ミネラルを処方
線維筋痛症は難病でも治らない病気でもない
育児と子供の発達を考える会
鉄不足の出産で母親は体力がなくなりヘロヘロの状態にある、それが原因で虐待や育児放棄につながることが多い
母子の関係は最初の1年間が今後の子供のパーソナリティに大きく影響
ここ15年で発達障害と診断される子供が7倍も増えている、栄養不足が原因なのに薬を処方されているから
みゆきクリニックの塙先生は5歳までの発達障害の子を抱える母親と、12歳までの発達障害の子へ無料でサプリを提供している
もし周りで対象の方がいたら周知してください、とのこと
心療内科の飯塚先生は精神疾患患者への栄養療法などについて
精神疾患について色んな分野で臨床を重ねてきたが、薬で治る人もいればそうでない人もいる
またいつまで薬を処方し続けなければならないか、と患者に聞かれて困ることもあった
栄養療法を知り実践したところ寛解する患者が急増
血糖値の乱高下(血糖値スパイク)を是正(糖質制限)
血糖値が上がると交感神経が興奮状態、そこから急激に血糖値が下がることで空腹感が出る
深夜に食べて記憶にないという患者が多いがそれは糖質過多により上がった血糖値が夜中に急激に下がるため
大型魚(含水銀)、ひじき(含ヒ素)、農薬野菜、加工食品、遺伝子組み換え食品は摂らない
歯、口腔内、腸管を整える
呼吸を意識する(深呼吸、腹式呼吸)
マインドセット(楽で当たり前、考え方はシンプルに)
以上、箇条書きにしました
基本的にはやはり栄養療法はみな糖質を控えめにしてタンパク質を摂る、そして鉄・ビタミン・ミネラルをサプリで補う、という形ですね。
ただ私は溝口先生ってもっと徹底した糖質制限を推奨してる方なのかと思いましたが、実際はそうではなく、たまに糖質摂ったって良いし、甘いもの食べる時は糖質だ~って罪悪感を持たずに美味しく食べましょう、と言ってました
糖質絶対ダメ!ってことでなく、朝はパン昼はラーメン夜吉牛みたいな糖質過多の生活を改めましょうってことなんですよね
今溝口先生のこの本を読んでいるので感想も別で書きたいと思ってます
まず「白米」をやめなさい!
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そして講演の中で気になったものをピックアップすると
①セロトニンとノルアドレナリンが痛みを緩和すること
姫野先生の話は線維筋痛症についてしたが、ベンゾの離脱症状で体の痛み、中には線維筋痛症のような痛みを訴える方が多いです。
線維筋痛症と診断された方がベンゾを止めたら痛みが消えたというブログも読みました。
私もベンゾパニック時には背中の激しい灼熱感と筋肉が引き裂かれるような痛みに苦しみました。
その痛みの緩和にもやはりセロトニンとノルアドレナリンを体内で作り増やすことが重要と感じました。
それぞれの合成経路は
トリプトファン→セロトニン
チロシン→ドーパミン→ノルアドレナリン
となりアミノ酸(タンパク質)がやはり必須となります、また合成の補因子としてビタミン類が必要です。なので痛みが強い人はやはりタンパク質を積極的に摂った方が良いと思います。
②マインドセット
こちらは考え方についてですが飯塚先生曰く、
『辛くて当たり前と考えてる人が多い
仕事は大変で当たり前、勉強は辛くて当たり前、生きていくのは辛くて当たり前
その考え方が根底にあると自分を追い詰めていくだけでなく、知らないうちに人にもその考えを押し付けるようになってたりします。
難しいかもしれないけれど、楽で当たり前、楽しくて当たり前という方へ気持ちを置くようにして、物事を複雑に考えない、シンプルに生きていきましょう』
うつ病になる人は真面目で完璧主義な人が多いと言います。
私もその傾向が多分にありました。
でもねー今思えば全然完璧になんてできてなかった、すごい頑張っても90%?
だったら元から100%なんて目指さずにいればいいんじゃない?って今は思えるようになった、そもそもこの世の中に完璧な人なんていない、不完全であることが完全なのだ
いつも70%でも(50%でもいいよ)なんとかなるのよ、ダメでもきっと周りが助けてくれる、そして助けてもらったら全力で感謝すればいい、それが自分も他人も信じること。みんなお互い様だしお陰様で生きている、その気持ちさえあればいいのだと、気づけば楽になるし余裕が出てきて逆に120%の力が発揮できたりするもんだ
楽で当たり前、ということをみんなが認め実践できるようになればきっと世界はもっと優しくて生きやすくなるんだろうなって思う
最後に姫野先生の言葉が心に残りました
体の材料を入れる
新しい細胞に入れ替わる
新しい自分になる(元の自分に戻るのではない)
この言葉を聞いて
離脱症状を経験し、苦しい思いをし、そこから今までの自分に足りないものを知り、そして改善していく。
そんな私は薬を止めた時に元の自分に戻るのではない、薬を飲む前より元気で健康な新しい自分になるのだ、と気づきました
減薬ももう終盤に入りました、新しい自分になるために私は私に必要なことを毎日コツコツと続けていきます
長くなりましたが今日も読んでくれてありがとう
巷ではお盆休みですね
残暑に入りましたがまだまだ暑さが厳しいです。
帰省や旅行されてる方も通常通りの方も過ごしやすい日々でありますように
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ジプレキサ 2017年5月13日断薬