サワディーカー。
タイは長期休暇。ということで、
エジプトへバックパッカー旅
をすることに。
去年はモロッコに行きましたが。
行きの飛行機は、トランジットのイギリスで
乗り遅れてしまい、取り残され、
再度買い直した飛行機は、上空で故障し、
再び戻ると、
最悪な旅の始まりでしたが。
まさかの今回は、
乗客が倒れてしまいました。
乗り換えのバーレーンから、エジプトのカイロに
向かう飛行機に乗っていたピーマイ。
得体の知れない食事を楽しんでいたのですが。
米なのか？サラダなのか？それもわからない。
デザートなのか？シチューなのか？食べても分からない。
トイレに向かおうと通路を歩いている
女性が、バタンッと倒れました。
最初転けてしまったのか？と思いました。
ピーマイの席からは、下半身だけが
見える状態だったのですが、
手が痙攣し、意識不明の状態でした。
おそらくまだ20代の女性です。
一刻を争う状態です。
すぐにCAさんがかけつけ、
「ドクター！ドクター！」
と叫んでいました。
そこで一人の男性が手をあげます。
このタイミングで、
この小さな飛行機の中に
ドクターがいるだなんて
奇跡です。
なんとそのドクター、自分の右腕に付けていた
Apple Watchを、倒れた女性の腕につけました。
Apple Watchに、女性の心拍数が表示されます。
CAに、酸素ボンベを持ってくるよう指示し、
酸素を投入していました。
酸素ボンベは、機内で流れる最初の映像で
出てくる酸素マスクでした。
同時に、万が一のために緊急着陸に
向けたアナウンスが流れます。
アラブ語なのでピーマイは全く分かりません。
しばらくすると、女性が意識を戻します。
辛そうですが、意識を戻しただけでも
良かったです。
女性は深く深呼吸をしていました。
今にもまた倒れそうです。
頭のヒジャブが、倒れた時に取れてしまって
いました。意識が朦朧としながらも、
必死にヒジャブを探し、髪の毛を隠そうと
していました。
乗客の一人が、
「あなた、本当に医者なの？！
医者だったらIDカードがあるでしょ？
見せなさいよ」
と怒っています。
ドクター、落ち着いた様子でIDカードを
渡していました。
CA2人は、なぜか喧嘩しています。
と、雰囲気は最悪ですが、
女性は徐々にですが回復しているみたいです。
良かったです。
とはいえ立ち上がっていすに戻ることが
できない状態。
CAが何か飲み物を持ってき、女性に
渡しました。
水ではなく、茶色？？？
ティーやお茶にしては薄い。
ピーマイにはビールにしか見えないが
そんなわけはない…。
女性、持たされるも、飲みません。
しばらくして、女性も席に戻ることができ
3時間後、無事にカイロに着きました。
女性とお医者さんは、一緒に降りていきました。
着陸時刻は予定通りでした。
着陸時は、乗客が一斉に拍手をしたのでした。
と、モロッコに続き、またまた
飛行機トラブルでしたが。
今回は人の命に関わる体験でしたが。
とにかく、無事で良かったです。
さぁ、エジプト旅のはじまりです
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