「大木杉代さん」平泉がそう言うと、大川原の後ろの席の、髪を後ろでまとめたポニーテールの女の子が立ち上がった、
太陽は今度はしっかり自己紹介を聞こうと思った。なぜなら太陽はど変態。女の子に悪魔的に興味がある。太陽はなぜこの高校に入学したのかというと、この高校はスカートが県内一短いことで、ど変態業界で有名だったからだ。
大杉さんはむっちり系だ。入学式で穴が開くんじゃないかってほど見て、頭のベットの下に保存した女の子のスカートと比べると、大杉さんのスカートは少しだけ長かった。大杉は見破った。大杉さんは脚が他の子と比べてちょっぴり太いことを気にしているなと、、、。
かわいいじゃねーか。
太陽のストライクゾーンは、下はくるぶしから、上は眉間まで。インコースだったらグリップでうち、アウトコースはバットを投げて当てる。
大杉さんのような、ちょっぴりぽっちゃり、いや普通の人から見たら、だいぶ、いや、そうとうおデブさんでも、太陽にとっては甘く入ったドロップカーブ。絶好球だ。

そんなど変態に失投してしまった大杉さんは、ミシミシっと教卓が悲鳴を上げる中、クルッとみんなの方を振り返った。

太陽は一瞬見えない何かに殴られた感覚に襲われた。
自己紹介を真面目に聞こうとしていた太陽だったが、それは難しいと悟った。
そう、大杉さんには男子高校生にとっては非常に危険な、しかしそれは同時に異性を幸せにするもの。表裏一体。
それは豊かに実った禁断の果実!大杉さんの持つものは…………スイカ!!禁断のスイカ!スイカップ!


「いま俺の眼前に広がるのはヒマラヤ山脈か?それともアルプス山脈か?確かに頂上にはハイジがいるようだ。でもおかしい、二人いるな右の山にいるのがハイジだとしたら、左はだれだ?‥‥‥‥
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おじいさんだ!
口笛はなぜ遠くまで聞こえるのか、あの雲はなぜ私を待ってるのか、そんな愚の骨頂ともいえよう質問を投げかけられて、はたはた困っているであろうおじいさんだ!
ハイジのいる山と違う山にいるということは何か用事でもあるのだろう。ほぼ同じ標高の双丘の頂にいるとはなんてメルヘンチック!!
メルヘンチックビ!!メルヘンチックビ!!!」

そんな人類の底辺級な妄想に耽っていると、教卓の上には大杉さんの姿はなかった。