チーズのブログ

チーズのブログ

長い期間の鬱を克服しました。

ペットやお料理、その他の日常について書いています

Amebaでブログを始めよう!

日本一有名な京大卒のニートが書いた本



とても面白かったラブラブ!



働かざる者食うべからず


この言葉はソ連を作ったレーニンが新約聖書を引用して言い出したもので、働かずに労働者を搾取して


いるブルジョアを攻撃する時に用いられたもの



勤勉な日本人は、これを働かないナマケモノを批判するのに用いる (本文より)



でも、人間てほんとに働かないといけないんだろうか、、、?


働かない人間は価値がないんだろうか、、、?



もし、仕事に行き詰って働けなくなってしまって、こんな自分はもう価値がないから死んでしまったほうが


いいんじゃないか、、、なんて思いつめてる人がいたら



別に働かなくてもいいんじゃね?



なんてことを、ある種の説得力をもって明るく繰り広げている内容なので、お勧めだ





でも、エリートコースを外れることを認める本が、京大卒というブランド力で売れているというのも、なんか


皮肉な気がする






色彩を持たない崎つくると、彼の巡礼の年について



多崎つくるは、シロがついた噓ー私はつくるにレイプされたーによって5人グループから追放されてしまう。



読んでいる時は


シロはつくるが好きで、その欲望が歪んだ形で現れたのかと思ったが



シロがつくるを好きだったという事は後にクロによって否定された




つくるを好きだったのはクロの方だったのだ



では、なぜシロはそのような噓をついてグループを崩壊させたのか、、、



シロはクロを失う孤独を恐れていたのかもしれない



クロがつくるを好きだということは知っていたのだろう



そして、クロとつくるが恋愛関係になる可能性を恐れた時


その悪夢ような噓をついて、つくるを追放し、自分を孤独から護ったのか、、、?



そして、シロは後に神からの罰をうけたのか、、、?



つくるは当時なぜ真実を追求しなかったのか?



自分はいつか人に嫌われる存在なのだ、という間違った思い込みがつくるの中にあったのだと思う



それで、いつも心に自分から壁を作ってしまう



その壁を壊す勇気を与えてくれたのが、クロがつくるを好きだったという事と、最後のクロの言葉だ



「、、、自信と勇気をもちなさい、、、」



この言葉が、多崎つくるの物語のハッピーエンドを示唆している



グッドラック、、、つくる











ここのところ 自然治癒力や東洋医学系の本ばかり読んでいたのだが


久しぶりに思い立って 小説を読んだ


遅ればせながら


「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」



プロットは単純で、ボランティア活動で結び付いた五人の高校生が、ある出来事によってというバラバラになってしまったという話



もし、別の作家によって、別の文体で書かれたとしたら、非常に陳腐でつまらない小説になってしまうだろう



それなのに、村上春樹によって描かれると、多崎つくるという主人公の哀しみは、独特の世界観を持ちながら、しかも、自分の中の痛みを改めて見せられたような親しみを感じてしまう



不思議なパワーを持った作家だなと改めて感じる  

 

 久しぶりに 小説を楽しむ時間を与えてくれた村上春樹氏に改めて感謝