cheeseです💕
今回ご紹介するのは
こちらの一冊📘
(池田理代子『フランス革命の女たち 激動の時代を生きた11人の物語』新潮社、2021年
本書は池田先生が‘85年に出版された同タイトルの作品を再構成し
新潮社が2021年に出版した本の文庫化です)
書店で目にし、即購入した一冊☺️
フランス革命を生きた11人の女性たちについて
池田先生が美しい文章で綴られます。
🇫🇷🇫🇷🇫🇷
専修大学にあるベルンシュタイン文庫で
フランスの「人権宣言」を目にする機会に恵まれた池田先生。
そこで先生は「人権宣言」が
明らかに「男性」と
「男性市民」(それも白人男性)のための
人権宣言であり
ここで謳われている「人権」の中には
「女性」や「有色人種」などの人権は認められていない
(p.211)
ということに衝撃をうけます。
ベルばらでは描ききれなかった当時の女性たちの生き様を
多方面から描いたのが本書。
とりあげられる女性たちの階級や経歴はさまざまで
貴族や革命家、画家、闘志はては暗殺者(⁉️)まで。
革命前夜に暗躍した女性にはじまり
中盤はマリー・アントワネット(←彼女ははずせませんよね?)
最後はナポレオンが恋した女性で物語がしめくくられるあたり
さすが池田先生だなー🤔と感心します。
「自分らしく生きたい」と願いながらも
それが許されない時代に
女性たちはいかにして自己実現しようとしたのか。
池田先生が本書を著された背景には
ベルばらファンの少女たちを応援したいという
強い思いがあられたのでしょうね。
ベルばらの副読本のような一冊📙
ありがとうございました🌹
お読みくださってありがとう。
九州からたくさんの愛と感謝をおくります💕
cheese