cheeseです💕
今回ご紹介するのは
こちらの一冊📗
(脇屋友詞『厨房の哲学者』幻冬舎、2023年)
帝国ホテルの料理長だった
村上ムッシュの本を読んで以来
料理人さんの自伝やエッセイの大ファンになりました💕
これまで何冊も読んできたんですけどね
そういえば
中華料理のシェフが著された本は読んだことなかったかも?🤔
脇屋友詞シェフは中華の巨匠と称されるお方✨
フレンチや和食のシェフたちと修行や仕事内容って違うのかな?
さっそく読んでみましょう。
📕📕📕
北海道札幌で生まれ育った著者。
中学に進学した頃
易学者である父から
「お前には
食の神様がついているから
料理の道にすすむ」
よういいわたされます。
修行先として
東京の『山王飯店』をみつけてきた父。
父の言葉は絶対で
著者は中学卒業と同時に
山王飯店にはいりました。
重い中華鍋を数えきれないほど洗わされる毎日。
仕事を辞めることばかり考えていた脇屋少年は
ある日、次の言葉に出会います。
「この道より我を生かす道なし。
この道を歩く」
武者小路実篤のこの言葉は
脇屋少年に気づきをあたえます。
「何にでもなれる未来なんて、
ほんとうはどこにも存在しない。
何にでもなれるのは、何も選んでないからだ。
どこかに辿り着くためには、道を選ばなきゃいけない。
ひとつの道を選んで、その道を歩き続けなければいけない」(p.84)
この日から脇屋少年の仕事への向き合い方がかわります。
著者が料理人として
中華料理の奥深さや豊かさに開眼していくプロセスや
経験を積んでいく様子については
ぜひ本書をお読みくださいね☺️
日々、目の前のことに真摯にとりくむことが
次のチャンスをもたらすと教えてくれる一冊📗
読み応えがありました。
ありがとうございました🌹
お読みくださってありがとう。
九州からたくさんの愛と感謝をおくります💕
cheese