cheeseです💕

 

 

 

今回ご紹介するのは

こちらの一冊📙

(辻仁成『そこに僕はいた』新潮社、1995年)

 

 

辻さんのライブに行った際

お隣の席にいらした方から紹介された一冊📙

辻さんの子ども時代の思い出が

いきいきと描かれた作品です☺️

 

 

🌸🌸🌸

 

cheeseの生まれは、炭鉱町✨

言葉は荒いが、人情は厚い🌸

そんな地域で、わちゃわちゃと大きくなりました。

 

小学校3年生のクラス替えで一緒になった

「ののち(=ニックネーム)」は床屋の次男。

 

4人兄弟で

中学生のお兄ちゃんと、2つ下の弟、

3歳になったばかりの弟がいます。

 

ののちは、とにかく面白い子。

授業中に目が合うと、必ず笑わせてくれます🌸

席替えで、ののちと同じ班にになったら

毎日大ウケの学校生活が約束されており

かなりラッキーなのでした😆

 

 

ある日の帰りの会。

先生から明日の予定をきいたり

一日の反省だとか

よかったことだとか

報告しあってるときに

事件はおきました。

 

 

「ののち、バッグんなかみせてー」

とひとりの男の子がののちに言ったのですね。

「うん。よかばい。なんもはいっとらんばってんね😆」

と、ののち。

 

男の子は、ののちのバッグに手をつっこみ

教科書やノート、筆箱をとりだし

机の上に並べていったのです。

(↑全然、帰りの会に集中してない💦)

 

 

で‼️

「うわー‼️なんや、ののち。

 なんで、こがんかもんのはいっとっとやー‼️」

と男の子が大声をあげました。

 

 

彼の手には、めざし🐟が握られております。

 

その瞬間、大騒ぎになりました💨

 

 

だって、あーた

バッグのなかからめざしですよ⭐️

給食ででたわけでもない焼き魚が

教科書と一緒にでてきたら

そりゃ、子どもじゃなくても驚きますがな。

 

 

ののちは、一瞬考えて

「あ!これ、朝ごはんやん。

 あーちゃん(←一番下の弟)が

 にやがって(=ふざけて)

 オレのバッグにいれたっちゃろ😆」

 

 

言いおわるかおわらないかのうちに

ののち本人も大爆笑。

クラスのみんなも笑いが止まらず

帰りの会どころじゃありません。

 

 

担任は、戦前教育をうけた

めちゃ厳しい女の先生でね

「何があったんですか?

班長さん、報告しなさいっ!😤」

ってキレちゃったんですね💦

 

 

で。班長さんがおそるおそる事の経過を話すと

先生は威厳を保ちながらお説教をはじめました。

 

「いいですか‼️○○くん(←ののちの本名)‼️

 勉強に関係のないものは、学校にもってこないこと‼️

 おうちの人にも伝えなさい‼️‼️‼️

 それから、みんなも、帰りの会には集中すること‼️ 

 最近、みんなだらけてます。だいたい・・・」

 

 

お説教はあらぬ方向に発展し

帰りの会は延々終わらず💦

 

みんな下を向いて反省してるフリをしながら

笑いを我慢するのに必死だったのでした☺️

 

 

なーんていう懐かしいことを思い出した一冊📙

ありがとうございました🌹

(お写真おかりしました🌸)

 

お読みくださってありがとう。

九州からたくさんの愛と感謝をおくります💕

 

               cheese